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合成開口レーダーの高解像度化に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750506
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関九州大学

研究代表者

藤崎 清孝  九州大学, 工学部, 助手 (20253487)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードランダム媒質 / 乱流媒質 / レーダ断面積 / 多重散乱 / 後方散乱強調 / 散乱問題 / 境界値問題
研究概要

これまで,大気や電離層などの不均質乱流媒質が,リモートセンシングに及ぼす影響を,映像レーダーのアジマス方向とレンジ方向の2つに分けて解析し,定量的に評価を行ってきた.
この結果,乱流媒質の影響を受けた散乱波から像を再生する場合には,1つの目標に対して複数の散乱波を取得し,統計処理により平均再生像を得ることで,十分よい再生像が得られることを確認した.しかし,乱流媒質の影響は空間的なロ-パスフィルタとして作用するため,乱流媒質の影響を強くうけるほど,再生像がなまされてしまい,その解像度が低下する.そこで,アンテナで得られる散乱波の受信強度に,重み付けを行う空間フィルタリング法を提案し,解像度を向上させるために有効であることを示した.次に,合成開口レーダーのレンジ方向で用いられている,線形周波数変調方式による圧縮パルス波の平均パルス強度に乱流媒質が及ぼす影響について解析し,評価を行った.そして,この圧縮パルス波が乱流媒質の影響を受けにくいことを明らかにした.
本年度は,これらの結果について検証するとともに,その有効性について再検討を行った.また,これらの結果を学位論文としてとりまとめた.
これらの解析は,複雑な関数の多重積分により構成されており,その数値解析には多大の計算時間を必要とする.そのため,解析はまだ基本的な問題だけにしか行われていない.現在,実際の合成開口レーダーで行われているデータ処理法について調査中である.この方法が解明され次第,ここで得られた方法を適用し,より詳細な解析を行いたい.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤崎: "乱流媒質によるマイクロ波映像レーダの解像度劣化の評価とその対策に関する研究" 学位論文. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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