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意匠金型CADシステムのための形状計測と自由曲面処理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750528
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関旭川工業高等専門学校

研究代表者

後藤 孝行  旭川工業高等専門学校, その他部局等 (70225655)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード意匠設計 / Nonuniform B-spline Curve / 自由曲面生成 / 曲線のあてはめ / 曲率 / 測定点データ / あてはめ誤差 / Coonsパッチ
研究概要

本研究は,特徴(形状急変)部を有した自由曲面からなる意匠製品のマスタモデルを高密度に計測した測定点データを基に,良好なCADモデルを生成できる高品質意匠金型CADシステムの構築を目指している.
測定点データは,座標値のみの情報しか保有していないため,様々な形状を表現することが可能なノンユニフォームB-spline曲線であてはめてデータの圧縮化と数式化を行った.曲線のあてはめは,測定点データから曲率を算出し,曲率の大きいところにノットを密に設定したノンユニフォームノットベクトルを使い,最小自乗法によるB-spline曲線逆変換を用いた.あてはめたB-spline曲線は測定点データの法線方向のあてきめ誤差で評価している.さらに,曲面はCoonsパッチを用いて生成する。
計算機シミュレーションで用いる測定点データは,特徴部を有する形状をNURBSで生成し,形状計測条件に適するように間引いた曲面上の点を用いた.また,実測定点データには計測誤差が含まれるため,正規乱数を付加させた.その結果,特徴部にノットを密に設定することができ,特徴部を失わずに良好に形状を表すことができた.また,形状を表現するためのデータ(制御点,ノット)も減少することができた.
実際のマスタモデルを形状測定し,その実測定点データを用いた検証実験も行った.形状測定には,He-Neレーザを用いた非接触3-Dディジタイジングラセンサを用いた.その結果,シミュレーション結果と同じように,特徴部を失わずに良好に形状(曲線および曲面)を生成することができた.
本研究で提案した曲率を考慮して測定点データにノンユニフォームB-spline曲線をあてはめる手法は,特徴部を有した形状に対しても有効な手法であることが確認できた.また,あてはためB-spline曲線を境界曲線とするCoonsパッチによりC2級の自由曲面を良好に生成することができた.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 後藤孝行ほか3名: "曲率を考慮したB-スプライン曲線の測定点データへのあてはめ" 精密工学会誌. 60. 964-968 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤孝行ほか2名: "高密度測定点データに基づく自由曲面生成法に関する研究(Coonsパッチによる曲面生成)" 1995年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集. 1053-1054 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤孝行ほか3名: "リバースエジニアリングのための測定点データに基づく自由曲面形状処理" 型技術. 10. 82-83 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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