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交通情報提供が都市内貨物輸送に与える影響に関する行動分析

研究課題

研究課題/領域番号 07750614
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関東京商船大学

研究代表者

兵藤 哲朗  東京商船大学, 商船学部, 助教授 (40218748)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード交通情報提供 / 都市内物流 / 非集計モデル
研究概要

当初の予定通り、現在わが国で唯一の、一般向けの交通情報提供システムであるATIS(Advanced Traffic Information System)を購入し、都内10通りのODペアについて、所要時間の平均値と分散を計測した。また、物流業者のトラックのドライバーと、東京商船大学の学部学生から、同ODペアについて、「認知平均所要時間」「認知所要時間分散」をアンケート調査により問いただした。このデータを用いることにより、1)個人が認識する経路別所要時間と、実所要時間との相違、2)属性別の認識所要時間の相違を計測することができた。さらに、非集計経路選択モデルを構築することにより、所要時間提供システムが個人行動に与える影響を、その推定パラメータ値より求め、物流ドライバーの行動特性を明らかにすることができた。具体的には、提供される情報値と、個人があらかじめ認識している、認知所要時間との重みづけパラメータを、経路選択モデルパラメータより推定することにより、この評価を行うことが可能である。結果の概略を簡単に示すと、1)経路の走行経験がないドライバーは、経験のあるドライバーよりは、情報提供システムを重視すること、2)学生は貨物ドライバーに比して、交通情報提供システムに対する信頼度が高いことなどが判明した。また、後者の結果については、アンケートにおいて、「どのような情報提供メディアを望むか」という質問の結果からも、同様の傾向を得ており、本分析方法論が妥当な結果を導いていることが確認されている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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