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地震被害を受けた建築空間における生活困窮・経済損失の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750664
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関京都大学

研究代表者

北原 昭男  京都大学, 防災研究所, 助手 (00195273)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード地震被害 / 建物被害 / 室内空間 / 被害推定 / 生活困窮 / 2次被害
研究概要

本研究では、都市地震防災計画の策定に役立てるために、低いレベルから高いレベルまでの地震入力によって引き起こされる居住空間の被害を、これまで構築してきた被害推定手法を用いて、構造的被害の観点および生活困窮・経済的損失など居住者の観点から評価することを目標とした。本研究で得られた成果を以下に列記する。
1.居住空間における地震被害波及のプロセスをFault Tree analysisやEvent Tree Analysisなどの手法を用いてモデル化し、これのモデルをこれまでに構築してきた被害推定手法と結び付けることにより建物の構造的被害から室内における2次被害まで統一的に求める手法を構築した。
2.釧路沖地震や日本海中部地震の被害に関して行った室内被害および室内における2次被害に関するアンケート調査の結果を同様の方法で整理し、2つの地震被害に関する被害発生の特徴や被害分布の傾向を生活困窮や経済損失の面を含め比較・検討した。
3.1.に示したETA・FTAに基づく被害推定手法を用いて室内における地震被害の推定を行い、上記アンケートによる被害状況との比較を行った。その結果、推定手法により被害傾向の概略を追えることができたが、分析ケースが少なく、また入力レベルが一定の範囲にしか無いため、一般的な評価に結びつけるには至らなかった。
4.兵庫県南部地震では建物には大きな被害が生じ、それに伴い室内空間でも種々の被害が発生した。本研究では、この地震による構造被害・室内被害を考慮し推定手法の向上を図るための手始めとして、この地震による建物被害の発生状況・分布状況などについて、入力条件・建物条件の双方からその要因を探った。また、室内における被害状況、経済的困窮などを把握するためのアンケート調査の方法について検討を行った。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 北原昭男: "建築構造物の被害分布とその特徴" シンポジウム「阪神・淡路大震災からの都市耐震システムへの教訓」概要集. 27-30 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 北原昭男: "兵庫県南部地震による芦屋市・宝塚市における建築空間の被害特性" 京都大学防災研究所年報. 第39号(発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 北原昭男: "建築空間における地震被害発生の特徴とその要因" 建築学会大会学術講演梗概集. (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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