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オフィスにおける湿度が温熱感に与える影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750675
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

田邊 新一  お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (30188362)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード快適性 / 温熱感 / 湿度 / 被験者
研究概要

夏季における人体への湿度影響に関するデータを収集することを目的とし実験研究を行った。オフィス環境試験室において、SET^*を一定にして、相対湿度を変化させた環境に被験者を曝露した。温冷感、快不快感、熱的受容度、乾湿感に関して申告行わせた。被験者を椅座静位に保つのではなく、1.2メットを想定した運動を間欠的に行わせる方法を提案した。衣服内の湿度を測定し、局所ぬれ率を算出した。これらの結果を早稲田大学理工学部において田辺・木村によって行われた実験とカンサス州立大学環境研究所においてRohlesらによって行われた実験と比較した。その結果等SET^*条件において、定常時には相対湿度の相違は温冷感、快不快感、熱的受容度、乾湿感、乾湿受容度等に影響を与えなかった。温熱感的にみると夏期の35%相対湿度環境は、在室者に問題を与えるものではないと考えられる。局所ぬれ率やまばたき許容時間も環境の相対湿度の影響を受けないことがわかった。すなわち、相対湿度35%では目の乾燥による問題は生じていない。皮膚角質層の水分量は環境の相対湿度と相関があった。一般に乾燥肌の限界は相対湿度で20%以下といわれているが、乾燥肌と角質層水分量との関係は今後研究を進める必要があると考えられる。加えて、湿度の非温熱的影響に関して文献研究を行った。皮膚の乾燥、ハウスダスト、ダニはアレルギーを引き起こす可能性がある。カビ、喘息発作の原因になる。ウィルス、空気感染の可能性がある。静電気ショック等に関しても調査を行った。これらの結果を被験者実験による温熱感申告結果と比較し快適湿度範囲に関して考察した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田辺、今村、蒋、鈴木: "オフィスにおける湿度が熱的快適性に与える影響(その3〜その4)" 空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集. 685-692 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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