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建築空調システムの設計と制御における最適化手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07750680
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関九州大学

研究代表者

赤司 泰義  九州大学, 工学部, 助手 (60243896)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード実測データ / システム同定手法 / 最適化手法 / 熱負荷特性 / エネルギー消費特性 / トータルシステムシミュレーション / 最適運転計画 / 最適設計
研究概要

本研究は,空調システムにおける省エネルギーや電力負荷平準化の推進を目的に,逐次的に得られる現場実測データから建物の熱負荷特性および空調システムのエネルギー消費特性を同定し,それらの特性に基づいた建物と空調システムを包括したトータルシステムの設計および運転計画の最適化手法を提案するものである.
まず,制御工学分野におけるシステム同定手法と最適化手法を建物の熱負荷やエネルギー消費量の特性解析に応用し,それらの熱負荷特性およびエネルギー消費特性に基づいた熱源システムの最適な運転計画を明確にする方法を提示した.さらに,これらの方法を空調に関する実測データに適用したところ,従来の試行錯誤的な運転管理によるエネルギー消費量や従量料金,ピーク電力をいずれも小さくすることができ,本手法による熱源システム運転計画の最適化が省エネルギーやランニングコスト低減,電力負荷平準化に対して大きく貢献することができるという見通しを得た.また,複合熱源システムの最適な装置容量比についても検討を行い,その設計指針を明らかにした.
本年度の研究は「熱源システムの設計と運転計画の最適化」を重点的に行ったが,今後,空調システムの適切な運用管理を実現するための汎用的かつ工学的な手法を予測・計画・制御という一連のながれの中で構築する必要があり,その手法をもとに,空調システムの設計指針へとフィードバックすることが不可欠と考えられる。本年度の研究実績はそれらの最終的な最適設計・運転計画指針を提示する際の基礎資料として活用できるものである。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Y.Akashi: "BUILDING THERMAL HEAT LOAD AND OPTIMAL CONTRL OF HYBRID ENERGY SOURCE SYSTEM" Procceding of the Second International Conference on Indoor Air Quality,Ventilation and Energy Conservation in Buildings. 523-530 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 赤司 泰義: "複合熱源システムの最適運転効果について" 日本建築学会学術講演梗概集. 995-996 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 赤司 泰義: "建物の空調用熱源システムにおける最適運転計画" 九州大学工学集報. 第68巻. 549-556 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 赤司 泰義: "空調用熱源システムの最適運転計画について(その1)熱源システム概要と運転計画における最適化手法(発表予定)" 日本建築学会研究報告中国・九州支部. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 赤司 泰義: "空調用熱源システムの最適運転計画について(その2)熱源システムの最適運転計画シミュレーション(発表予定)" 日本建築学会研究報告中国・九州支部. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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