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プロトン導電性固体電解質内の水素および酸素ポテンシャルプロファイルの解析

研究課題

研究課題/領域番号 07750815
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 金属生産工学
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

栗田 典明  名古屋工業大学, 工学部, 助手 (20242901)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードプロトン伝導 / ポテンシャルプロファイル / 水素濃淡電池 / カルシウムジルコネイト / 起電力 / 電気化学 / 水素センサー / 固体電解質
研究概要

本研究は、プロトン・酸化物イオン・正孔・過剰電子を電荷担体とする固体電解質の内部に生ずるポテンシャルプロファイルを明らかにし、さらに、これらの固体電解質により構成した水素酸素濃淡電池に生ずる起電力を理論的、一般的に取り扱うことが目的であった。しかしながら、現在既に溶融アルミニウムの脱ガスプロセスにおける水素センサー素子として実用化されている代表的なプロトン導電性固体電解質の一つであるInをドープしたCaZrO3については、プロファイルを明らかにしなくても起電力が理論的に取り扱えることが本研究により明らかになった。そこで、当初の目的とは異なり、この固体電解質に生ずる起電力のみにターゲットを絞り、先の理論と実験が一致するか否かを実験的に確認することに力点をおいた。その結果、光の理論が正しいことが証明できた。この研究により、この固体電解質の利用は、今まで限定された条件から、幅広い条件下での利用が出来るようになり、水素-金属系の熱力学等の基礎的な研究から、各種の金属の精練時のプロセスコントロール等の工業的な研究まで幅広い利用が可能になったと考える。したがって、当初の最終的な目的は十分に達成でしきたと考える。また、この理論は他の同種のプロトン導電性固体電解質には適用出来ず、一般的に起電力を取り扱うためには、先の理論を内包した新たな理論構築が必要であることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 栗田典明ほか: "溶融銅用水素センターの開発" 資源・素材学会平成7年度春季研究・業績発表講演会講演要旨集. 167-167 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 栗田典明ほか: "プロトン、酸化物イオン、正孔を含む混合導電体を用いたガス濃淡電池の起電力" 電気化学協会平成7年度秋季大会 講演要旨集. 22-22 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 栗田典明ほか: "CaZr_<0.9>In_<0.1>O_<3-δ>を固体電解質に用いた固体電池の起電力特性" 第21回固体イオニクス討論会講演要旨集. 143-144 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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