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新規な含シロキサンモノマーの設計と重合

研究課題

研究課題/領域番号 07750968
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 高分子合成
研究機関東京工業大学

研究代表者

森 敦紀  東京工業大学, 資源化学研究所, 助教授 (90210111)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード含シロキサン高分子 / 環状シロキサン / 有機リチウム / ジシロキサン / テトラシロキサン / ポリシロキサン / ヒドロシリル化 / 重付加
研究概要

本研究は、含シロキサン有機材料の創製をめざし、シロキサン結合を含むモノマーの合成法を開発、合成し、さらに得られたモノマーを重合することにより新規な含シロキサン高分子化合物を合成することを目的としているものであり、シロキサン結合の有機分子内への導入の手法として、環状シロキサンを、官能基を持つ有機金属反応剤により開裂させる反応を利用するものである。
一年間の研究期間を通し、さまざまな環状シロキサンを官能基を持つ有機リチウム化合物を用いることにより開裂させることに成功し、いくつかの官能基を持つシロキサン化合物を合成することができた。環状シロキサン、有機リチウムのモル比、溶媒、反応温度などの種々の条件を選ぶことにより、ジシロキサン、テトラシロキサン、ポリシロキサンを自在に作り分けることが可能になった。
また、官能基を持つ環状シロキサンの開裂反応を行うことにも成功した。ビニル基、ヒドロシラン等の官能基を持つ。入手容易な環状シロキサンを、アルキルリチウムと反応させることにより、目的とする官能基を持つジシロキサンが得られた。さらに、環状シロキサンのみならず、鎖状のポリジメチルシロキサン(シリコーン)も、高分子材料の原料となるモノマーへと変換できることも見いだした。
このようにして合成したさまざまな官能基を持つシロキサン化合物のうちの、分子内に炭素-炭素不飽和結合、ヒドロシランをもつものについて、ヒドロシリル化反応による重付加を行ったところ、相当する高分子化合物を得ることに成功した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 森敦紀: "環状シロキサン、ポリジメチルシロキサンの開裂反応を利用する官能基をもつオリゴシロキサンの合成" 日本接着学会誌. 印刷中. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] J.C.Salamone: "Monodisperse Polymers" CRC Press, 印刷中 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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