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細胞増殖促進活性を持つアニオン性合成ポリマーに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750974
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 高分子合成
研究機関京都大学

研究代表者

奥村 幸久  京都大学, 工学研究科, 助手 (40243042)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードマウス線維芽細胞 / 合成高分子 / 細胞増殖促進活性 / マレイン酸交互共重合体 / 無血清培地
研究概要

近年申請者らのグループにより見い出された血清が存在しない条件下における合成アニオン性ポリマーpoly(maleic acid-alt-cyclohexanone 2-butenylene acetal)(以下MACBAと略す)のマウス繊維芽L929細胞に対する増殖促進活性に関して,効果の一般性および構造-活性相関について研究をおこない以下の新しい知見を得た.
L929細胞以外のヒトおよびマウス由来の種々の培養細胞に対してMACBAの細胞増殖促進効果を検討した結果,MACBAが同じくマウス繊維芽細胞であるSTO細胞に対しても同様の増殖促進効果を示すことを明らかにした.これによりMACBAの細胞増殖促進効果がL929細胞に限られないことを示した.同時に種類の異なる細胞間で効果の程度に違いが観られたことから,作用機作は細胞間で差異がある機構と関連していることが示唆された.
MACBAと関連した化学構造を持つポリマーを多種類合成した.これらの合成ポリマーの細胞増殖促進効果を検討した結果,MACBA以外に同様の効果を示すポリマーを新たに見い出した.両者の間での構造の比較から細胞増殖促進効果に直接関与しているのはマレイン酸由来のカルボキシル基部分であると考えられる.また,低濃度のポリマーで高い細胞増殖促進活性を得るためにはカルボキシル基以外の部分が適当な疎水性を持つ必要があることを示した.この結果はMACBAの細胞上の疎水性部分への分配が必要であることを示唆するものである.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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