研究課題/領域番号 |
07760006
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
貴島 祐治 北海道大学, 農学部, 講師 (60192556)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | キンギョソウ / トランスポゾン / Tam3 / 転移 / 形質変異 / TAIL-PCR / Nivea / Stabilizer |
研究概要 |
Nivea^<recurrence Tam3>はアントシアン色素生合成の鍵酵素となる遺伝子座Niveaのプロモーター部位にTam3が挿入した対立遺伝子である。このNivea^<recurrence Tam3>はTam3の転移によって白花から斑入り花を生じる。この花弁の斑の発生頻度は温度や転移抑制遺伝子の有無などによっても異なってくる。本研究では斑入り花個体(Nivea^<recurrence Tam3>)と斑入り抑制個体(Stabilizer/Nivea^<recurrence Tam3>)およびwild type系統からゲノミックライブラリーをそれぞれ作成し、各ライブラリーよりTam3コピーの単離を試みた。その結果、今までにTam3に相同な配列を含む合計50個のクローンを精製した。得られたクローンについてはTam3近傍配列をTAIL-PCRによって増幅し、これをプローブに各コピーの転移挙動をRFLPやPCRによって調査した。その結果以下3つの知見を得た。1)Tam3はキンギョソウの染色体に散在している。2)Niveaなどの易変遺伝子座以外の多くのTam3コピーでも転移している。3)いくつかのTam3コピーについては例外的に染色体に固定され転移不能となっている可能性がある。 さらにTam3の転移活性に影響を及ぼす温度や転移抑制遺伝子以外の他の因子の存在についても調査した。同じNivea^<recurrence Tam3>を持つ2つの異なる系統HAM2およびHAM5について温度を一定にして斑の発生を観察するとHAM2はHAM5に対して顕著に多くの色素を生じていることが認められた。これはおそらく2系統の遺伝的差異によってTam3の切り出し活性に違いが生じたものと考えられるので両系統のF1種子を採り、これに関わる因子について遺伝学的調査を進めることにしている。
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