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ウメ樹の異なる時期の夏季せん定が二番枝上の花芽分化に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 07760037
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関京都府立大学

研究代表者

片岡 丈彦  京都府立大学, 農学部, 助手 (90185794)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードPruns mume Sieb.et Zucc. / ウメ / せん定
研究概要

収穫後の強度の切り返しせん定の後に発生する二番枝を結果枝として利用するために、二番枝の伸長と花芽の形成と発育の状況を調査した。
42リットル容ポットに植え付けた2年生のウメの接ぎ木樹/実生台の‘養老'、‘南高'、‘竜峡小梅'、‘鶯宿'、‘豊後'、‘白加賀'を実験に供した。実験樹は果実の収穫後の7月下旬、8月中旬、9月上旬に主幹を接ぎ木部から10cm残して切り戻した。
新梢の発生は幹の周囲からせん定後2〜3週目から開始し、7月下旬せん定区では8〜9週間後まで、8月中旬せん定区では6〜7週間後まで、9月上旬せん定区では5〜6週間後まで続いた。また、それらの伸長停止時期は、それぞれ11〜12週間後、9〜10週間後、8〜9週間後であった。しかし、萌芽後、多くの樹で芽のしおれが発生し、その後、樹全体が枯れた。せん定によって、樹冠により遮光されていた幹に真夏の直射光が当たり、幹温を著しく上昇させ、枯れ込みが発生したと思われた。7月下旬せん定区で最も多く新梢が発生したのは、‘鶯宿'、次いで‘白加賀'であり、‘南高'最も少なかった。一方、発生した新梢の長さは‘竜峡小梅'が最も長く、‘南高'が最も短かった。花芽は一般の栽培条件下では8月中下旬に開始したが、本栽培方法では新梢の発生が遅い分遅れた。着生した花芽は全般的に極めて少なかった。その数は‘豊後'>‘鶯宿'>‘竜峡小梅'>‘養老'>‘南高'であり、‘白加賀'には花芽は形成されなかった。実体顕微鏡による調査で、1月上旬に花芽内に雌ずいが確認できた割合は‘南高'>‘養老'>‘豊後'>‘'竜峡小梅'>‘鶯宿'であった。本栽培法には、花芽の分化した苗木を用意する必要があるが、市販の接ぎ木苗には花芽は形成されていなかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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