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反応中間体の構造解析によるβ-ラクタマーゼの触媒機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07760073
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

足立 博之  東京大学, 教養学部, 助手 (00211699)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードβ-ラクタマーゼ / アシル酵素 / 触媒機構 / 蛋白質工学 / x線結晶機構解析 / ペニシリン / ドラッグ・デザイン
研究概要

申請者は,RTEM-1β-ラクタマーゼE166N変異体が基質であるペニシリンと安定なアシル中間体を形成することを見いだし、その立体構造をx線結晶構造解析により決定した(Nature 359, 700-705 (1992) )。その構造からSer130側鎖の-OHが前半のアシル化の開環反応で基質のNへのproton donorと考えられ,実際にS130T変異体では、Kmの変化なしにkcatが約1/100に減少した(投稿準備中)。本研究は,このS130T変異体を利用し,低温条件下、^<13>C-NMRにより,蓄積しているはずの正四面体中間体の形成を検出して,予想した反応機構を検証することを目的とする。本年度は,基質のベンジルペニシリンのβ-ラクタム環のカルボニル炭素を^<13>Cで標識した化合物の合成の検討を行った。まず,化学合成によるコールドランを試みたところ,β-ラクタム化合物は非常に不安定で,合成収率が悪いため,原料物質である^<13>C標識化合物の単価を考えると,予算内では十分量合成できないことがわかった。そこで,次に発酵生産を検討した。これは,ペニシリンの生産菌に,安価な^<13>C標識クロレラを食べさせて,その培養から,ペニシリンを精製する方法である。この場合,目的部位以外にも標識が入るが,それらを同定するのは簡単なので,予算を考えてこの方法をとることにした。現在,^<13>CO_2でクロレラを培養して標識クロレラを調整中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T. Morio: "Bsr-REMI : An Improved Method for Gene Tagging Using a New Vector in Dictyostelium." J. Plant Res.108. 111-114 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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