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DNA結合蛋白質HUを改変した「分子ピンセット」蛋白質の作製とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 07760101
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関広島大学

研究代表者

五島 直樹  広島大学, 理学部, 助教授 (70215482)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードHU / IHF / ヒストン様タンパク質 / 核様体 / DNA湾曲 / 負起らせん / DNA結合タンパク質 / DNAシャペロン
研究概要

「分子ピンセット」ライブラリーの作製およびこれらの「分子ピンセット」のDNA高次構造に及ぼす影響について研究を行ってきた。
「分子ピンセット」のDNA高次構造に及ぼす影響については、HUおよびそのミュータントタンパク質を用いて解析を行った。HUは2本鎖DNAに対して9bpに1分子の割合で結合し、DNAを約60度湾曲させる。HUが十分量存在すると、2本鎖DNAに結合したHUは相互にポリマー形成を行い、最終的に12分子のHUによって約110bpの2本鎖DNAに2回転のDNA超らせん構造(ソレノイド構造)が形成されることが明らかになった。したがって、「分子ピンセット」を細胞内で発現させ、DNA高次構造を変化させる場合、「分子ピンセット」とDNAの量比をコントロールすることによって、DNAの構造を何段階に制御出来る可能性が示された。
「分子ピンセット」ライブラリーの作製については、既に作製済みのHUミューウタント遺伝子(hupAN)のアーム領域(DNA結合ドメイン)にランダムペプチドをコードする合成オリゴDNAを導入し、ライブラリーの作製中である。予定よりも、ライブラリーの完成が遅れている理由の一つは、ライブラリーのクローン数が低いことであるが、これはクローンの中には大腸菌にとって致死的に働く「分子ピンセット」が多く存在しているのかもしれない。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H. Tanaka, K. Yasuzawa, K. Kohno, N. Goshima, Y. Kano, T. Saiki, E. Imamoto: "Role of HU proteins in forming and constraining supercoils of chromosomal DNA in Escherichia coli." Molecvlar and General Genetics. 248. 518-526 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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