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ヒト腸管由来の有用乳酸菌が産生する抗菌性ペプチドの媒体解析

研究課題

研究課題/領域番号 07760125
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 食品科学・製品科学
研究機関東北大学

研究代表者

川井 泰  東北大学, 農学部, 助手 (00261496)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード乳酸菌 / 抗菌性ペプチド / バクテリオシン
研究概要

A:ガセリシンAの全アミノ酸一次配列の決定
(1)プロテインシーケンサーより、精製ガセリシンAのアミノ酸一次配列を分析したところ、N末端はブロックされていた。N末端のさまざまなデブロッキング、臭化シアン分解を試みたが成功せず、lysyl endopeptidaseにより初めて、ガセリシンAの内部アミノ酸一次配列15残基(LVQAMAXGALVGTAF, X;未同定アミノ酸)を決定できた。
(2)決定した部分配列より2種類のオリゴヌクレオチドプローブを作成し,L.gasseri LA 39から調製したDNAとのハイブリダイゼーションを試みたが、プローブ(配列上作成が困難であった)の特異性が低く、良好な結果は得られなかった。
B:病原性細菌を含むガセリンAの抗菌スペクトルの測定
(1)ガセリシンAに対する病原性細菌の感受性・非感受性株を検索したところ、当研究室保有菌株由来バクテリオシン中、ガセリシンAが最も広い抗菌スペクトルを有していた。なお、グラム陰性病原菌に対しては、全てその効果が認められなかった。
(2)生育阻害を確認した指標菌(Listeria monocytogenes IID 581)に対して、ガセリシンAの作用機作を調べたところ、溶菌を引き起こすことのない殺菌的作用を閉めた
(3)病原性指標菌に対するガセリシンAの抗菌活性単位に菌株間で格差が認められた。
C:ガセリシンAの性質に関する検討
精製ガセリシンAは、pH2から12で安定、60%イソプロパノール中で長期間保蔵可能であった。アルコールなどの有機溶媒に対して耐・溶解性を有していたが、水に対しての溶解性に乏しく、37℃、10日間で、活性は1/4以下に低下した。121℃、20分間の処理により精製ガセリシンAは失活し、精製前とは異なる温度耐性を示した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yasushi, Kawai: "Isolation and characterization of a righly hugdrsphabic new bacteriooin (gassericin A) from Lactobacillus gasseri L-A39" Biosci. Biotech. Biochem.58(7). 1218-1221 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Takotoshi, Itoh: "Inhibition of food-borne pathoaenin bacteria lug bacteriocins from Lactobacillus gasseri" LeTT. Applied Microbiol.21. 137-141 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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