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木目パターンの多相性とイメージ

研究課題

研究課題/領域番号 07760168
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 林産学
研究機関京都大学

研究代表者

仲村 匡司  京都大学, 農学部, 講師 (10227936)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード木材 / 木質床パターン / 画像解析 / 視覚特性 / 心理的イメージ / パターンの数量化 / 空間フィルタ
研究概要

木目パターンの多相性に関して,多数の木材要素(ピ-ス)で構成された木質床パターンに着目し,その色や明るさ,柄(木目模様)などの「揃い・不揃い」の程度を視覚物理量として抽出するための計算法について考察した.同時に,コンピュータ・グラフィックスで表現した木質床パターンのイメージ調査を行い,パターンの「自然さ」などの心理量との対応関係について検討した.
1.パターン中の最も暗いピ-スと明るいピ-スの明度差を0.5〜1.0(マンセル明度)にすると,木質床パターンとして許容されやすいことがわかった.
2.木質床パターンに現れる濃淡変化がイメージに及ぼす影響を,種々の床パターンを用いて調査した.「自然な」イメージの強いパターンに共通したのは,周期性が曖昧で,滑らかな濃淡変化が現れていることであった.ピ-スを無作為に配置してもそのような濃淡変化が現れるが,人為的に濃淡を付けたパターンの方がより「自然な」イメージを与える場合もあった.そこで,「パターンを水平方向に走査して明暗変化プロファイルを得る→任意の大きさの空間フィルタを用いてプロファイルの平滑化を行い,明暗変化の山(明)と谷(暗)を検出する→隣接する山と谷の明度変化の勾配を求め,それらの変動係数を算出する」という画像解析的手法を考案し,木質床パターンの明暗変化の特徴量を算出した.
3.上とは大きさの異なるピ-スで構成された床パターンに対して,平滑化フィルタのサイズを変えて同様の計算を行い,ピ-スの大きさに関わらず,緩やかで滑らかな濃淡変化が木質床パターンの「自然さ」に大きく影響することを明らかにした.今後,木目模様などのテクスチャの影響について検討する必要がある.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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