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浮遊性かいあし類における化学物質による休眠卵産生の誘因

研究課題

研究課題/領域番号 07760175
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関北海道大学

研究代表者

伴 修平  北海道大学, 水産学部, 助手 (50238234)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードかいあし類 / Eurytemora affinis / 休眠卵 / 休眠誘発 / 代謝物質 / 込み合い効果
研究概要

休眠卵から飼育した浮遊性かいあし類Eurytemora affinisの後期ノ-プリウス幼生3,000個体を10mlの蒸留水中(1)で、また成体400-800個体を20mlの蒸留水中(2)でそれぞれすり潰し、4,500rpmで10分間遠心分離し、その上澄みをかいあし類抽出液とした。実験には、400mlのガラス瓶を用い、濾過湖水に餌としてCryptomonas tetrapyrenoidosaを充分量加えたものを飼育水とした。これに、孵化直後のノ-プリウス幼生50個体を入れ、先のかいあし類抽出液を適宜加え、3-4日間隔で飼育水を交換した。なお、新しい飼育水に交換した際には、再びかいあし類抽出液を加えた。対照区としては、抽出液と同量の濾過湖水を加えた。
対照区と、ノ-プリウス幼生からの抽出液(1)ではどちらも全く休眠卵を作らなかったのに対して、成体からの抽出液(2)では90%以上の雌が休眠卵を作った。
これらの結果は、コペポ-ダの体成分のうち水溶性の物質が明らかに休眠卵産生を誘引することを証明した。また、一度に加えた抽出液は、乾重量に換算すると、ノ-プリウス幼生からのものが0.12mgであるのに対して、成体からのものが0.32mgであり、(1)と(2)の結果の違いは、おそらく抽出液中の誘引物質の濃度に依存したためと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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