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有毒ラン藻Microcystis属の分子分類に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07760189
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関福井県立大学

研究代表者

近藤 竜二  福井県立大学, 生物資源学部, 助手 (30244528)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードMicrocystis属 / 16S rRNA遺伝子 / RFLP / 分子分類
研究概要

M.aeruginosa f.aeruginosa(NIES-87),M.aeruginosa f.flos-aquae(NIES-98),M.viridis(NIES-102),M.wesenbergii(NIES-111),M.elabens var.minor(NIES-42),M.holsatica(NIES-43)を供試生物とし,DNAの抽出方法について検討した結果、NIES-87,98,102,111(以下AERUグループとする)については細胞破砕の方法として最適なものは液体窒素処理であった。また,DNA抽出buffer等に関しては,赤潮藻類に用いられるDNA抽出bufferを使用し,CTABで精製することが肝要であった。そうして得られたDNAを鋳型として用いることにより,安定して約1.5kbpの16S rRNA遺伝子(16S rDNA)のPCR産物が得られた。これらの産物に制限酵素処理を行って断片パターン(RFLP)を調べた結果,AERUグループとNIES-42,43株との間に違いは見られたが,AERUグループには見られなかった。さらに、塩基配列を調べた結果,AERUグループ間の塩基配列の類似度は97%以上,AERUグループはNIES-42,43株間ではそれぞれ76%,84%であった。これらのことから,今回調べたMicrocystis属のうち,M.elabensとM.holsaticaの2種はAERUグループと識別できたが,AERUグループ間においては困難であった。ただ、AERUグループには、他の藍藻や細菌にはない塩基配列の保存領域があるため、様々な群集DNAからその保存領域をもとにこれらのグループをスクリーニングできることが明らかとなり,福井県三方湖の湖水からMicrocystis属AERUグループの16S rDNAの検出に成功した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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