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リンの施肥量の違いがめん羊におけるリンの利用量に及ぼす影響-トウモロコシサイレ-ジ給与の場合-

研究課題

研究課題/領域番号 07760253
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 畜産学・草地学
研究機関広島大学

研究代表者

熊谷 元  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (50221940)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードリン / トウモロコシ / サイレ-ジ / 施肥量 / めん羊 / 農業生態系
研究概要

1.圃場に投与したP_2O_5の量はA区0kg/10a、B区10kg/10a(標準施用区:Pとして4.36kg/10a)、C区30kg/10a(多肥区:Pとして13.09kg/10a)、D区50kg/10a(超多肥区:Pとして21.82kg/10a)であった。
2.地上部のトウモロコシに移行したP量は、A区2.48±0.25kg/10a、B区2.88±0.60kg/10a、C区3.01±0.35kg/10a、D区2.89±0.28kg/10aでP施用区は無施用区に比べて高かった。トウモロコシ地下部および雑草に移行したP量はそれぞれ平均で0.08kg/10a、0.25kg/10aでいずれもリン施用量による差は認められなかった。地上部のトウモロコシ中P含量はA区0.45±0.04%、B区0.43±0.04%、C区0.44±0.04%、D区0.46±0.05%でリンの施用量による差は認められなかった。
3.サイレ-ジに移行したP量は、A区2.51±0.05kg/10a、B区2.87±0.10kg/10a、C区2.88±0.12kg/10a、D区2.77±0.18kg/10aで地上部のトウモロコシのP量とほぼ同様であった。
4.サイレ-ジをめん羊に与えた場合、糞して排泄されたP量はA区2.55±0.10kg/10a、B区2.88±0.12kg/10a、C区2.92±0.15kg/10a、D区2.75±0.19kg/10aであった。また尿として排泄されたP量は極めて少なく、めん羊の体内に貯留したP量は平均-0.05±0.12kg/10aであった。
5.以上の結果、土壌からの天然P供給量をA区の植物体へのP移行量と仮定した場合、投与したPの90%以上が土壌-植物-家畜の循環系外に出ることによって利用されないこと、トウモロコシに移行したPのほとんどが家畜から糞として排泄されることが示された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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