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インターロイキン産生動態による豚のリンパ球機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 07760303
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用獣医学
研究機関山口大学

研究代表者

岩田 祐之  山口大学, 農学部, 助教授 (40193750)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインターロイキン4 / 豚 / リンパ球 / mRNA発現
研究概要

本研究は豚リンパ球機能をサイトカインの動態の点から解明することを目的として,特にIL-4産生動態を中心に解析した。
1.豚インターロイキン4(IL-4)の活性測定
PHA刺激豚脾臓リンパ球の培養上清および組み換え型豚IL-4はマウスIL-2およびIL-4依存性細胞株であるHT-2細胞の増殖を促進しなかった。また,ポリクローナル抗ヒトIL-4抗体は豚IL-4と反応せず,IL-4の種特異性が明らかとなった。しかしながら,豚IL-4は単独で豚脾臓リンパ球の増殖を濃度依存性に増殖させ,さらにPHA刺激によるリンパ球増殖反応を濃度依存性に抑制することから,豚リンパ球を用いたIL-4生物活性測定あるいはIL-4依存性細胞株の樹立の可能性が示唆された。
2.豚IL-4産生動態の解析
豚脾臓リンパ球をPHA10μg/mlで2,12,24,48時間刺激し,これからmRNAを分離し,RT-PCR法によりそのmRNA発現について推定した。その結果,IL-4に対するRT-PCR産生物には予想される約450bpsにバンドが観察され,Southern分析により豚IL-4cDNAであることが確認された。経時的に採取した総リンパ球(1 dish当たり)のRT-PCR産物は細胞の増殖に伴い,48時間後まで漸増した。また,細胞当たりのmRNA量は2時間の刺激では,2時間では全くみられないか,痕跡程度であったが,12時間でほぼピークとなり,以降やや減少傾向がみられたが継続して観察された。一方,IL-2でも12時間でほぼピークとなり,以降変化はなかった。また,培養期間中継続して刺激した場合,24時間でほぼピークとなった。以上のことから,in vitroにおける豚IL-4mRNAの発現はIL-2とほぼ同時に認められ,PHA刺激後12時間でほぼピークに達することが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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