• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

動物の自然発生腫瘍における多剤耐性遺伝子の変化とP糖蛋白質の発現

研究課題

研究課題/領域番号 07760305
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用獣医学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

三好 宣彰  鹿児島大学, 農学部, 助手 (80229905)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード動物 / 腫瘍 / 多剤耐性遺伝子 / 抗癌剤耐性 / P糖蛋白質 / 発現
研究概要

多剤耐性遺伝子の正常組織におけるゲノムDNAの検索において、正常なウシ、ウマ、ネコ、イヌ、ブタの精巣各4検体、および正常なニワトリの血液4検体よりゲノムDNAを抽出し、ヒトの抗癌剤多剤耐性遺伝子のひとつであるMDR1遺伝子断片をプローブとして用いて、サザンブロットハイブリダイゼイションを行った。ゲノムDNAを制限酵素EcoRI、BamHI、PstI、HindIIIで消化した結果、各種動物ともにヒトのMDR1遺伝子に関連する、あるいは相同性を有する遺伝子がゲノムDNA上に存在し、かつその存在状態には動物種特異性が認められた。なお、対照としては正常なヒト胎盤組織から抽出したゲノムDNAを用いた。
MDR1遺伝子がコードするP糖蛋白質の正常組織における発現の検索では、健常なイヌ(雑種)より全身諸臓器を採取し、中性緩衝ホルマリン固定後、常法に従いパラフィン切片を作成して、ヒトP糖蛋白質に対するモノクローナル抗体を用いたABC法で免疫組織化学染色を行った。ヒトでは正常な副腎や腎臓の尿細管上皮細胞等で発現が認められるのであるが、イヌの組織では陽性反応が見られなかった。現時点では、染色前の切片に対する処理を、未処理およびトリプシン消化処理の2通りは行ったが、本抗体に対する陽性所見は得られていないため、マイクロウエーブ処理やオートクレーブ処理、あるいは再度、健常なイヌからの組織採取を行い、カルノア液やブアン液による固定等により、できる限りP糖蛋白質抗原を露出させることを目的とした方法での検索を現在実行中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi