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GH_4C_1細胞におけるリソゾームシステインプロテアーゼの細胞内輸送機構について

研究課題

研究課題/領域番号 07770016
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関大阪大学

研究代表者

和栗 聡  大阪大学, 医学部, 助手 (30244908)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードGH_4C_1細胞 / マンノース6ーリン酸レセプター / システインプロテアーゼ
研究概要

(1)GH4C1細胞におけるMPR(mannose 6-phosphate receptor)の発現解析。
CI(cation independent)およびCD(cation dependent)MPRの発現を解析するために、まずCDMPRの細胞質側領域のペプチドを合成し、これに対するポリクローナル抗体を作製した。そしてこの抗体が、免疫沈降法、蛍光抗体法に使用できることを確認した。RT-PCR、免疫沈降法、蛍光抗体法により、GH4C1細胞におけるMPRの発現を検索した結果、同細胞においてはCIMPRの発現がCDMPRに比して著しく低いことが明らかになった。そしてこのことが、私の見出した現象、すなわち同細胞においてシステインプロテアーゼがリソゾームだけでなく分泌顆粒にも局在し、細胞外へ分泌されることの説明となることが示唆された。また、内分泌系の他の培養細胞株として知られるAtT-20、PC12細胞およびラット下垂体組織にて同様の解析をした結果、PC12細胞ではGH4C1細胞とは逆にCIMPRがCDMPRより発現が強く、AtT-20細胞、ラット下垂体では両者が同程度に発現していることが確認された。このことは組織、細胞により両者の発現様式が異なることを示唆する。
(2)GH4C1細胞へのMPR遺伝子導入。
(1)の結果に基ずき、エレクトロポレーション法を用いてヒトCIMPR遺伝子をGH4C1細胞に遺伝子導入した。安定に発現する細胞株を得るためG418 Sulfateで選択し、蛍光抗体法にて発現を確認することにより、CIMPRを高率に発現するクローンが得られた。現在、この細胞におけるシステインプロテアーゼの局在および分泌動態の解析を行っている過程である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Tohru Nitatori: "Delayed neuronal death in the CA1 pyramidal cell layer of the gerbil hippocampus following transient ischemia is apotosis." Journal of Neuroscience. 15. 1001-1011 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 和栗聡: "ライソソームシステインプロテアーゼの局在の多様性" 生体の科学. 46. 243-249 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi Waguri: "Cysteine proteinases in GH4C1 cells,a rat poituitary tumor cell line,are secreted by the constitutive and regulated secretory pathways." European Journal of Cell Biology. 67. 308-318 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Takeshi Shibahara: "The fate of effete epithelial cells at the villus tips of the human small intestine." Archives of Histology and Cytology. 58. 205-219 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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