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精巣生殖細胞におけるアンドロゲンレセプターの局在とその役割

研究課題

研究課題/領域番号 07770019
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関杏林大学

研究代表者

宮東 明彦  杏林大学, 医学部, 助手 (80255398)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードアンドロゲンレセプター / 生殖細胞 / 精祖細胞 / 精巣 / 精子発生 / 免疫組織化学
研究概要

本研究では,アンドロゲンが生殖細胞に対して直接的に作用するか否かを解明するため,今年度はその第一歩として,生殖細胞におけるアンドロゲンレセプター(AR)の局在を検討した。マウス成体精巣内AR発現について免疫組織化学的に検索を行い,セルトリ細胞,ライディッヒ細胞などと共に精祖細胞がAR陽性であるとの結果を得た。また、固体発生過程においては,精祖細胞のみならず,その前駆細胞である前精祖細胞も,セルトリ細胞,ライディッヒ細胞が未だAR陰性である胎齢14日以降から既にAR免疫陽性であった。電顕レベルでは,ARはエストロゲンやプロゲステロンレセプターと同様な核内局在を示すことを見出した(Zhou, Kudo, Kawakami and Hirano, Anat. Rec.: in press)。
さらに成体精細管上皮にみられる一連の精祖細胞群の免疫反応性を検討すると,A型精祖細胞,B型精祖細胞がAR陽性であったのに対し,その後のpreleptotene期精母細胞ではAR陰性になることを報告した(宮東他,第100回解剖学会総会)。これらの結果から,アンドロゲンは,精子発生過程に対し,セルトリ細胞を介する調節とは別に,未分化(前)精祖細胞の増殖,あるいは精祖細胞の分化過程へ直接関与する可能性が示唆された。精祖細胞のARがどのような発現調節を受けているのかについて,動物モデルを使用した実験を現在さらに継続中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kudo, Akihiko, et al.: "Use of serial semi-thin sections to evaluate the co-localization of estrogen and progesterone receptors in cells of breast cancer tissues" Journal of Histochemistry and Cytochemistry. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Zhou, Xinhua, et al.: "Immunohistochemical localization of androgen receptor in mouse testicular germ cells during fetal and postnatal development." Anatomical Record. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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