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吻側延髄腹外側野血管運動ニューロンに対するアンギオテンシンIIの作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07770045
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
研究機関山梨医科大学

研究代表者

三枝 岳志  山梨医科大学, 医学部, 助手 (70215523)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード延髄腹外側野 / アンギオテンシンII / 血圧反射 / 細胞外記録 / カテコールアミン
研究概要

1.脳内独自のアンギオテンシンII(ANG II)が,吻側延髄腹外側野(RVLM)における交感神経血圧反射機構をtonicに修飾していることを明らかにした我々のこれまでの研究に基づき,本研究では,この変化がRVLM血管運動ニューロンに対するANG IIの直接的な興奮作用によるものであるか否かを検討した。更に、ANG IIの血圧反射修飾作用に如何なるタイプのRVLMニューロンが関与しているのか,カテコールアミン産生細胞の一つの指標であるclonidine感受性によってニューロンを分類し,各々に対するANGIIの効果を検討した。
2.完全浮遊型電極(carbon fiber・多連ガラス管複合電極)を用いて,ウレタン麻酔自発呼吸下の家兎RVLM血管運動ニューロンの細胞外記録および同部位へのANG IIおよびclonidine局所投与を行った。
3.RVLM血管運動ニューロンの約3割において,安静時自発発火頻度の上昇および圧受容体入力低下時の最大自発発火頻度の上昇が認められた。また,ANG IIによって自発発火頻度の上昇をきたすRVLM血管運動ニューロンの多くはclonidine感受性を有した。
4.本結果は,RVLMにおけるANG IIの交感神経血圧反射の修飾作用が,clonidine感受性を有するRVLM血管運動ニューロンのsubpopulationに対する直接的な興奮作用を介して引き起こされていることを示唆するものであった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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