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視床下部におけるLHRHmRNAの多様性:その生理的意義

研究課題

研究課題/領域番号 07770048
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
研究機関横浜市立大学

研究代表者

船橋 利也  横浜市立大学, 医学部, 講師 (70229102)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードLHRH / ラット / PCR / 逆転写PCR / イントロン / 内側視索前野
研究概要

既知の視床下部LHRH遺伝子の塩基配列をもとにして様々なプライマーを設計し、卵巣摘除雌性ラットの内側視索前野のRNAを用いて逆転写PCR法により、LHRHの多様性について検討した。
その結果、エクソン1と2の間を増幅すると通常のエクソンのみが増幅されると同時に、その間のイントロンAを含むものも増幅された。尚、直接塩基配列法によりPCR産物が意図したものかの確認を行った。次に、プライマーのN、C側がエクソン内のものやイントロン内のもので再度PCRを行ったところ、上記の結果と一致して、PCR産物にはエクソンのみのものの他にイントロンAを含むものが増幅された。従って、内側視索前野には通常のエクソンからなるLHRHmRNAの他に、イントロンAを含むものが存在するという結論を得た。
次に、5′cDNA末端PCR法により、内側視索前野のLHRHmRNAの転写開始点の検討を行った。その結果、エクソン1の上流約100塩基のところに主な転写開始点が存在することが明らかとなった。しかしながら、定量性の問題が生じたため、7個のプライマーをLHRH遺伝子のプロモーター領域に設計し、PCR後サザンブロットにより検討しなおすことにした。
現在、性周期中で、この転写開始点が変化するのか、内側視索前野(LHRHサージジェネレーター存在部位)と視床下部内側底部(LHRHパルスジェネレーター存在部位)のLHRHで、転写開始点に差があるのかを検討している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 船橋利也、貴邑冨久子: "視床下部LHRHmRNAとそのイントロン" 第73回日本生理学会大会予稿集. 1PPO81 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Funabashi T,Kimura F: "The number of luteinizing hormone-releasing hormone immunoreactive neurons is significantly decreased in the forebrain of old-aged female rats" Neuroscience Letters. 189. 85-88 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Funabashi T,Kimura F: "Surge generating and pulse generating GnRH neurons in rats" Socienty for Neuroscience Abstract. 21. S7438 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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