• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

中枢神経系に発現するプロスタグランジンE受容体のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 07770092
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関関西医科大学

研究代表者

益 康夫  関西医科大学, 医学部・医化学, 助手 (40202311)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードプロスタグランジン受容体 / cDNAクローニング / アロディニア / 分子生物学
研究概要

Spinal cord に特異的に発現する新規なPG受容体をクローニングするのを目的に以下の研究をおこなった。
1)Human,mouse,rat PGE1受容体において核酸配列上高い相同性が認められる膜貫通部位のオリゴヌクレオチドを合成した。Spinal cord のmRNAに対してオリゴヌクレオチドを用いてRTPCRおこなった。オリゴヌクレオチドの組み合わせにより電気泳動ゲル上で数本のDNAが検出されたが、Southern blot解析によりPG受容体と相同性を有するバンドはなかった。反応条件を色々と変えてみたが同様であった。
2)推定されたオリゴヌクレオチドとは高い相同性を有していない可能性が考えられたのでSpinal cordのmRNAよりcDNAバンクを作製し、緩い条件でPGE1、PGE3受容体560bpプローブとハイブリダイゼーションをおこなった。150万個のプラークをスクリーニングしたが、PG受容体と相同性を有するプラークは同定せきなかった。Spinal cordでのアンタゴニストONO-NT-012によるアロディニアの低濃度阻害と同様な現象は子宮筋収縮においてもみられ、子宮においてもアンタゴニストONO-NT-012は新規なPGE1受容体の存在を示唆していたが、子宮では100万個のプラーク中1個のPGE1受容体そのものが同定されたのみであった。この事実は、Spinal cordにおいてPGE1受容体そのものが同定されなかったこととあわせ、仮にPGE1受容体以外に新規なPGE1受容体が存在してもその発現が非常に少ないことを意味していると思われる。今後アンタゴニストONO-NT-012によるアロデニアの低濃度阻害が新規なPGE1受容体を介したものであることを他の方法により再確認し研究を進めていきたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi