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糖脂質シアル酸転移酵素の単離精製

研究課題

研究課題/領域番号 07770097
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関(財)東京都臨床医学総合研究所

研究代表者

笠原 浩二  財団法人東京都臨床医学総合研究所, 生命情報研究部門, 研究員 (60250213)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードガングリオシドGM3 / GM3合成酵素 / 糖脂質シアル酸転移酵素
研究概要

糖脂質シアル酸転移酵素は膜内在性の酵素であること、抽出した酵素が不安定であること、活性測定が煩雑であることなどから、精製の成功しているものは数少なく、その生化学的性質はあまり分かっていない。本研究では、前年度新たに開発した簡便な糖脂質シアル酸転移酵素活性測定法を用いて、ガングリオシドGM3合成酵素の単離精製を試みた。
精製材料を検討したところ、GM3合成酵素は豚顎下腺に比較的豊富に含まれていることが分かり、よって豚顎下腺を用いて精製を試みることにした。各種アフィニティークロマトグラフィーを検討したところ、P11 Phosphocellulose, Blue Sepharose, ConA S epharose, LacCer固定化カラムの順で効果的に精製でき、比活性をそれぞれで約5,3,5,30倍上げることができた。完全精製には10万倍以上の精製度が要求されることが予想され、ビオチン化LacCerを使った新しい精製法を検討した。酵素基質であるLacCerのビオチン化にはNHS-SS-Biotinを用いた。アルカリ処理によりLacCerのリゾ体をつくり、有機溶媒中でNHS-SS-Biotinと反応させた。ビオチン化LacCerは逆相カラムを使ったHPLCにより精製した。精製したビオチン化LacCerはGM3合成酵素の良い基質になった。現在、GM3合成酵素とビオチン化LacCerの複合体を形成させアビジンカラムにより精製する条件を検討している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kasahara, K. et al.: "Enzymatic assay of glycosphingolipid sialyltransferase using reverse-phase thin-layer chromatography." Anal. Biochem.218. 224-226 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Nara, K. et al.: "Expression cloning of a CMP-NeaAC: NeuAc α2.3 Galβ1.4 G1cβ1.1'Cer α2.8-sialyltransferase(GD3 Synthase)from human melanoma cells." Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 91. 7952-7956 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Kuroki, T. et al.: "Skin Cancer: Mechanisms and Human Relerance" CRC Press, Inc. (Muktar. H. ed.), 7 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 笠原 浩二: "バイオマニュアルUPシリーズ分子生物学研究のための培養細胞実験法" 羊土社(黒木登志夫、許南浩、千田和広 編), 6 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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