• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

プロスタサイクリン合成酵素ヒト遺伝子の構造と発現調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07770099
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関国立循環器病センター

研究代表者

横山 知永子  国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室長 (90200914)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードプロスタサイクリン合成酵素 / プロスタサイクリン / PGI_2 / ヒト遺伝子 / プロモーター活性 / 血管内皮細胞
研究概要

血小板凝集抑制ならびに血管拡張作用という強力な生理活性をもつプロスタサイクリンの合成酵素遺伝子の構造を明らかにした。ヒト・プロスタサイクリン合成酵素(PGISと略す)の遺伝子は、10個のエクソンからなり約60kbであることが明らかとなった。本酵素遺伝子の3'非翻訳領域の塩基配列を決定したところ、複数のポリアデニレーションシグナルと3つのAlu反復配列が存在していた。3'非翻訳領域の異なる領域をプローブに用いたRNAブロットハイブリダイゼーションにより、ヒトPGISの6kbと3kbのmRNAは3'非翻訳領域の長さの違いによることが明らかになった。一方、ヒトPGIS遺伝子の5'非翻訳領域は非常にGC含量が高く、プライマー伸張法にて転写開始点を決定したところ、本酵素遺伝子の転写開始点は翻訳開始点の49bp上流であった。この領域にSp1,AP-2の認識配列が存在しており、さらに上流の塩基配列にγ-IFN,NF-κB,GATAなどの転写因子の認識配列が認められた。
ヒトPGIS遺伝子のプロモーター領域を調べるために、5'上流のDNA断片をルシフェラーゼ遺伝子の上流に挿入し、得られたトランスフェクションベクターをヒトおよびウシの動脈内皮細胞にリポフェクチンを用いて導入し、一過性に発現するルシフェラーゼ活性を測定してプロモーター活性を調べたところ、翻訳開始点から150bpのGC含量が高くSp1,AP-2の認識配列を含む領域がプロモーター活性を有することが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 横山知永子 他: "エイコサノイドとPAFの分子生物学2 シクロオキシゲナーゼ系酵素" 治療学. 29. 1089-1094 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hara, S. et al.: "Overexpression of prostacyclin synthase inhibits growth of vascular smooth muscle cells." Biochem. Biophys. Res. Commun.216. 862-867 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi