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血小板活性化因子合成酵素の活性化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07770100
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関東京大学

研究代表者

粂 和彦  東京大学, 医学部(医), 助手 (30251218)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード血小板活性化因子 / アセチル転移酵素 / マクロファージ / リポポリサッカライド
研究概要

今年度の研究計画に沿った研究の結果、以下の結果を得た。
1.血小板活性化因子(PAF)合成酵素の活性化機構の解析
マウスマクロファージ系細胞株、RAW264.7を用いて、血小板活性化因子合成酵素(アセチル-CoA:リゾ血小板活性化因子アセチル転移酵素)の活性調整機構を検討した。この細胞株では、PAFそのもの、および、LPS(エンドトキシン)で、この酵素が活性化されたが、PAFによる活性化は、投与後1-2分をピークとして、5分後には、基底状態まで戻るのに対して、LPSによる活性化は15分程度をピークとし、その後も持続するようなパターンを示した。また、カルシウムイオノフォア(A23187)もほぼPAFと同様の時間経過で、この酵素活性を活性化すること、および細胞内カルシウム濃度の増加を阻害する、BAPTAにより、PAFによる活性化が阻害されたことより、PAFは細胞内カルシウム濃度の上昇により、この酵素を活性化していると考えられた。現在この結果は投稿準備中である。
2.PAF合成酵素cDNAクローニング
今年度は、準備段階として、PAF合成酵素活性をもたないホスト細胞の検索を行った。その結果、一過性発現によく使用されるCOS細胞は、強いPAF合成酵素活性をもつことがわかり、スクリーニングには不適であることがわかった。逆にCHO細胞は、ほとんどこの酵素活性を持たず、使用可能なことが示されたので、CHO細胞を用いた一過性発現の最適化を行い、リポフェクション法により、高い発現を得られる条件を見いだした。今後、ライブラリーのスクリーニングを開始する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T. Yokomizo et al: "Leukotriene A4 hydrolase and leukotriene B4 metabolism." J. Lipid Mediators Cell Signalling. 12. 321-332 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T. Yokomizo et al: "cDNA Cloning, Expression, and Mutagenesis Study of Leukotriene B 12-Hydroxydehydrogenase." J. Biol. Chem.271. 2844-2850 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] S. Ishii et al.: "A murine platelet-activating factor receptor gene : cloning, chromosomal localization and up-regulation of expression by lipopolysaccharide in peritoneal resident macrophages" Biochem. J.314. 671-678 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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