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カルニチン欠乏による心肥大形成機序の解明-カルニチン投与に応答する遺伝子の単離を目指して-

研究課題

研究課題/領域番号 07770109
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

堀内 正久  鹿児島大学, 医学部, 助手 (50264403)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードカルニチン / 心肥大 / JVS(Juvenile Visceral Steatosis)マウス / Differential Display法
研究概要

全身性カルニリン欠乏マウス(JVS:Juvenile Visceral Steatosisマウス)は報告者が中心になりその病態および病因解析が進められ、新たに確立された疾患モデルマウスである。
本年度は、JVSマウスを利用し、JVSマウス肥大心室の遺伝子発現の特徴を明らかにするとともに、カルニチン投与で応答のみられる遺伝子を同定することを試みた。
最近開発されたDifferential display法であるSokolov and Prockopの方法を一部改変して実験を行ない、その発現パターンを比較しJVSマウス,対照マウス、カルニチン治療JVSマウスでシグナル強度の異なる約500bpのバンドを検出した。既報に従いクローニング、シークエンスを行ない遺伝子配列を決定した。クローニングされたcDNAをプローブにし、Differential display法で分離、展開されたPCR productについてSouthern blot法を行ない、得られたcDNAがDifferential display上で変化を示したバンドに対応することを確認した。シークエンシングの結果、高いホモロジーを示す遺伝子はなく、未報告の遺伝子だった。通常のNorthern blotを施行したが、有意なシグナルを検出することはできなかった。現在、得られたシークエンスを基に、PCRプライマーを設定しquantitative RT-PCRを試み、mRNAの定量化を行なっている。この方法を用いることで、既知の遺伝子のみならず、JVSマウス心室で発現変化をしている未知の遺伝子を検出する可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Miyagawa J: "Mitochondrial abnormalities of muscle tissue in mice with juvenile visceral steatosis associated with systemic carnitine deficiency." Virchows Archiv.426. 271-279 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Nikaido H: "Mapping of jvs(juvenile visceral steatosis)gene,which causes systemic carnitine deficiency in mice,on chromosome 11." Mammalian Genome. 6. 369-370 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hotta K: "Altered expression of carnitine palmitoyl-transferase II in liver,muscle and heart of mouse strain with juvenile visceral steatosis." Biochim.Biophys.Acta. (in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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