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血管機能調節におけるプロスタサイクリン合成酵素の役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07770116
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関国立循環器病センター

研究代表者

原 俊太郎  国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室員 (50222229)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードプロスタグランジン / プロスタサイクリン / 血管 / 動脈硬化 / 平滑筋 / 増殖抑制
研究概要

プロスタサイクリン(プロスタグランジン(PG)I_2)は、血小板凝集抑制作用、血管弛緩作用、血管平滑筋細胞増殖抑制作用を有する脂質ケミカルメディエータであり、その産生低下と循環器疾患との関連が注目されている。本研究においては、PGI_2産生の最終ステップを担うPGI_2合成酵素の血管機能調節における役割を明らかにし、血管病変の予防と治療に応用するため、以下の基礎研究を行った。
(1)アンチセンスRNAを使ったin situハイブリダイゼーションの結果から大動脈平滑筋でPGI_2合成酵素mRNAの発現が強いことが明らかになったので、PGI_2合成酵素の過剰発現が増殖抑制作用を示すか否かを調べるため、既にクローニングに成功しているヒトPGI_2合成酵素cDNAをpUC-CAGGS発現ベクターに挿入し、増殖性のラット血管平滑筋にリポゾーム法で導入した。その結果、48時間の培養中に培地に放出されたPGI_2の量は、ベクターのみを導入させた細胞の約2倍であった。また増殖の指標となるチミジンの取り込みは、約30%抑制された。
(2)上記の結果は、PTCA後の血管の再狭窄の治療にPGI_2合成酵素遺伝子を使った治療が有効である可能性を示唆したため、バルーンによる内皮傷害を起こしたラット頚動脈に上記ヒトPGI_2合成酵素cDNA/pUC-CAGGSをリポゾーム法で導入し、血管壁肥厚の抑制効果を調べている。十分な数の実験を行っていないので正確な結果は得られてはいないが、抑制効果が認められている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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