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HIV-1,gag蛋白依存性に活性化される宿主トポイソメラーゼIのはたらき

研究課題

研究課題/領域番号 07770173
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関国立予防衛生研究所

研究代表者

高橋 秀宗  国立予防衛生研究所, 感染病理部, 研究員 (70260271)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードHIV-1の複製機構 / 逆転写 / ウイルスと宿主の相互作用 / トポイソメラーゼ I / ウイルス複製の宿主因子
研究概要

これまでの研究によってHIV-1ウイルスの構造蛋白であるgag蛋白がtopoisomerase Iを活性化することを明らかにした。本研究においてはこのgag蛋白による宿主topoisomerase Iの活性化がウイルス複製のどの段階で関わっているかを明らかにすることを目的とした。具体的には以下の方法を取った。
1。HIV-1の部分的なゲノムをT7 polymeraseによって産出するプラスミドを構築後、in vitroでRNAを転写しテンプレイトを準備する。
2。1。を用いたin vitro逆転写系を準備する。
3。2。のin vitro逆転写系において組み替えgag蛋白、topoisomerase I等のもたらす影響を調べる。
その結果、両端にLTRを有し中央部gag-pol-envを除去した1本鎖HIV-1 RNAをテンプレートととし、標識したプライマー、市販精製RTを用いた逆転写反応において、GST-p15で活性化されたtopo Iを添加すると、濃度依存的にcDNA生成量が増加した。一方、このcDNA合成量はtopo I阻害剤であるカンプトテシンによって濃度依存的に減少した。
本研究ではウイルスgag蛋白と宿主topoIの相互作用について、さらに理解を深めるためにHIV-1 RNAゲノムのin vitro複製モデル系を構築し、活性化topo Iの作用を検討した。その結果topo Iは逆転写効率をウイルスgag蛋白との関連により上昇させることが明らかになり、レトロウイルスの複製に一般化することができる可能性のある機構があきらかとなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takahashi, H.: "HIV-1 reverse transcriptase: Enhancement of activity by interactions with the nucleocapsid p15 protein and cellular topoisomerase I." Proc. Natl. Acad. Sci. USA.92. 5694-5698 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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