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寄生虫感染におけるTh2タイプT細胞の選択的活性化機構の解析-糖鎖およびレクチンファミリー分子の関与-

研究課題

研究課題/領域番号 07770181
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 寄生虫学(含医用動物学)
研究機関東京大学

研究代表者

松本 直樹  東京大学, 医科学研究所, 助手 (40239108)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード寄生虫感染 / 好酸球 / Th2タイプT細胞 / IL-4 / 分泌排泄抗原 / Nippostrongylus brasiliensis / 糖タンパク質
研究概要

蠕虫感染症においては、血清IgE濃度の上昇と好酸球の増多が宿主の反応として特徴的に観察される。この反応はIL-4、IL-5を産生するTh2タイプT細胞が選択的に活性化されることが原因と考えられる。本研究では、げっ歯類動物腸管に寄生するNippostrongylus brasiliensis (Nb)を感染させたマウスをモデルとして、Th2タイプT細胞によって認識される抗原を中心に解析を行った。Nb感染マウスより採取した腸管膜リンパ節細胞はNbが分泌ないし排泄する抗原に特に強く反応し、IL-4を産生した。Nb分泌排泄抗原をゲル濾過により分析したところ、IL-4産生は分子量40,000を中心とする画分により誘導されることが明らかになった。この画分をSDS-PAGEにより解析すると、分子量29,000のバンドが主要バンドとして検出され、さらにこのバンドはCon A、DBA、RCA-200、UEA-Iのレクチンにより、また特にWGA及びLCAにより強く染色され、糖タンパク質であることが示唆された。またこの画分をさらにLCAおよびWGA固定化レクチンカラムにより分画した結果、IL-4産生を誘導する抗原糖タンパク質には糖鎖のヘテロジェナイエティーが存在することが明らかになった。現在、この抗原糖タンパク質の構造決定に向けて精製を進めており、今後、糖鎖構造とIL-4産生誘導との関連についても検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsumoto, N.: "Lymphocyte isoforms of mouse p50 LSP1, which are phosphorylated in mitogenactivated T cells, are formed through alternative splicing and phosphorylation" J. Biochem.118. 237-243 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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