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サイトカインアンタゴニストによる重症細菌感染症の治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07770189
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関北海道大学

研究代表者

浅野 美佐子  北海道大学, 医学部, 助手 (90202598)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードサイトカイン / サイトカインアンタゴニスト / 細菌感染症 / 肉芽腫形成 / 内毒素ショック
研究概要

生体は、病原細菌の侵入に対し、腫瘍壊死因子(TNF)、インターロイキン(IL-1、IL-6)、インターフェロン-γ(IFN-γ)等のサイトカインを産性する。特にブドウ球菌や連鎖球菌から産性される細菌外毒素(スーパー抗原)や大腸菌の内毒素(リポポリサッカライド(LPS))は、過剰にサイトカインを誘導し、致死性ショックを引き起こす。また結核菌感染等による慢性肉芽腫性炎症においてもサイトカインが病態形成に重要であることが明らかになっている。このような細菌感染症から生体を防御するためには、サイトカイン産生を抑制することが必要である。
結果
1)本研究において、細菌外毒素またはLPSによる致死性ショックモデル及び結核菌、Rhodococcus aurantiacusの慢性肉芽腫症のモデルをマウスの系で樹立し、サイトカインアンタゴニストの治療の有用性について検討することが可能となった。
2)Rhodococcus aurantiacus感染により脳炎と脊髄炎による麻痺が生ずるが、脳炎の発症にはL-dopa反応が認められ、Nocardia asteroidesによる脳炎と類似したものであることが判明した。
また、感染マウスの脳・脊髄内には、CD4、CD8陽性細胞が浸潤しており、これらの抗体投与が脳炎の発症を抑制したことにより、T細胞を介した炎症反応が脳炎の誘発に関与することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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