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精子細胞特異的な転写因子PEBP2αAの構造・機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 07770214
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関東北大学

研究代表者

仁木 賢  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (60241626)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード転写因子 / 精子細胞 / プロモーター / poly(A)鎖
研究概要

成体マウスの各種臓器を用いたノーザン法では、PEBP2αA遺伝子は胸腺Tリンパ球及び精巣でのみ発現が認められ、極めて組織特異性が高い。生殖細胞を欠損するW/W^Vマウス由来の精巣にはPEBP2αAの発現は認められず、従ってPEBP2αAの発現は生殖細胞特異的である。野生型成体マウスの精巣よりパキテン期精母細胞・精子細胞を分画後ノーザン法を行うと、前者にも発現は多少認められるが、後者即ち半数体細胞において極めて強い発現が観察された。更に精子細胞が同調的に分化する、生後4週令の精巣でも強い発現が認められた。精子細胞で発現するPEBP2αAmRNAのcDNAの構造を決定した所、Tリンパ球mRNAとは、5′末端の塩基配列が異なる事が判明した。ゲノム・クローンを単離し解析の結果、精子細胞・Tリンパ球では異なる第1エクソンが用いられており、PEBP2αA遺伝子の発現が、組織特異的プロモーターの分別的制御下にあることが示唆された。また精子細胞mRNAのポリA鎖は、ORFの途中で付加しており、その20nt上流にATTAAAのポリA鎖付加シグナルが認められた。Tリンパ球mRNAではこの付加シグナルは利用されず、ずっと3′下流にある付加シグナルが利用されている。精子細胞mRNAは、開始Metコドンは有するが終止コドンは現れないという、不完全なORFを有する。in vivoにおいて本mRNAから蛋白が翻訳されているか否かについては、未だ明らかでない。しかしながら精巣・生殖細胞画分の抽出液には、PEBP2のDNA結合活性が検出されることは確認した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Satake, M.: "Expression of the runt domain-encoding PEBP2α genes in T cells during thymic development." MoI. Cell. Biol.15. 1662-1670 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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