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C型インフルエンザウイルス糖蛋白質に見られる分子擬態

研究課題

研究課題/領域番号 07770215
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関山形大学

研究代表者

村木 靖  山形大学, 医学部, 助手 (00241688)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードC型インフルエンザウイルス / HE糖蛋白質 / 分子擬態
研究概要

C型インフルエンザウイルスのHE糖蛋白質に対する37個の単クローン抗体のうちlinear epitopeを認識する抗体の一つであるS16がHE分子上の403位のアミノ酸を含むepitopeを認識する、という作業仮説に基づき研究を進めたところ、次の結論が得られた。
1.403位にGlu(グルタミン酸)をもつC/Ann Arbor/1/50株のHE遺伝子のcDNAをSV40ベクターに組み込み、CV-1細胞で発現させた。この蛋白は確かにS16と反応することを、蛍光抗体法と免疫沈降法により確認した。
2.上記のベクターに、部位特異的変異導入法により403位にGlu→Lys(リジン)の変異を導入した。この変異蛋白をCV-1細胞で発現させたところ、S16との反応性が消失していた。
今後は、(1)403位にLysをもつ分離株(C/愛知/1/81株)のHE遺伝子のcDNAをSV40ベクターに組み込み、CV-1細胞で発現させ、この蛋白がS16と反応しないこと、ならびに(2)(1)のベクターに上記とは逆の変異(Lys→Glu)を導入し、この変異蛋白がS16との反応性を回復していることを確認する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 西村 秀一: "Identification of influenza C virus phosphoproteins." Microbiology and Immunology. 39. 737-740 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 松嵜 葉子: "Comparison of receptor-binding properties among influenza C virus isolates." Virus Research. 38. 291-296 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 中村 喜代人: "C型インフルエンザウイルスの生態" 病態生理. 14. 739-747 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 村木 靖: "Evolution of the haemagglutinin-esterase gene of influenza C virus." Journal of General Virology. 77(印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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