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ヒトヘルペスウイルス(HHV-7)の糖蛋白質の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07770218
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関大阪大学

研究代表者

向井 徹  大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (50209970)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードヒトヘルペスウイルス7 / 糖蛋白質 / 糖蛋白B / 糖蛋白H / 糖蛋白L
研究概要

(目的)本研究は、ヘルペスウイルスにおいて細胞への侵入に重要な役割を果たし、宿主の中和抗体の標的となる糖蛋白B(gB),糖蛋白H(gH),糖蛋白L(gL)のヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)相同糖蛋白の遺伝子解析、発現蛋白による抗原性の解析、単クローン抗体の作製を目的とした。
(方法)1,HHV-7 gB,gH,gL相同遺伝子の解析;HHV-7ゲノムを65%カバーするライブラリーを作製、それよりgB,gH,gL各遺伝子をもつクローンを同定し、各糖蛋白の塩基配列を決定した。
2,各糖蛋白の発現、解析;gB,gHは、免疫原性が強いと予想される領域を、gLは全ORF領域をGST融合蛋白として大腸菌に発現させた。これをマウスに免疫し各抗血清を調整し、HHV-7感染細胞を用いた免疫沈降反応(IP)を行った。大腸菌発現蛋白に対しヒト血清によるウエスタンブロット法(WB)を行った。
3,糖蛋白に対する単クローナル抗体の作製;免疫原は粗精製ヴィリオンを用い、全gB遺伝子を一過性発現させた動物細胞を用いた蛍光抗体法によりスクリーニングし、抗gB単クローン抗体の作製を行っている。
(結果、考察)gB遺伝子の塩基配列はヘルペスウイルス科の中で特に保存されている1つである。今回のHHV-7gB遺伝子解析よりβヘルペス亜科のHHV-6に近縁であることを証明し、他の2つの糖蛋白の配列解析もこの結果を支持していた。GST融合蛋白を用いたIPよりgHとgLはheterodimerをつくり感染細胞に存在した。gBは自身がcleaveされprocessingを受けること、糖付加をされることを証明した。WBでは血清と反応する発現蛋白はなく、用いた発現部位はヒトに抗原性が弱いか無い事が示唆された。単クローナル抗体の作製は現在2つの抗gB特異単クローンが採れさらに作製中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Tetsu Mukai,: "Identification of the major capsid protein gene of human herpesvirus 7" Virus Research. 37. 55-62 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Keiko Tanaka-Taya,: "Seroepidemiological Study of Human Herpesvirus-6 and -7 in Children of Different Ages and Detection of These Two Viruses in Throat Swabs by Polymerase Chain Reaction" Journal of Medical Virology. 48. 88-94 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 古庄敏行: "臨床DNA診断法" 金原出版株式会社, 1134 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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