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CL-ELISA法による血清中サイトカイン濃度の定量と毒性学的応用

研究課題

研究課題/領域番号 07770261
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関自治医科大学

研究代表者

角田 正史  自治医科大学, 医学部, 助手 (00271221)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインターロイキン-4 / インターロイキン-5 / インターロイキン-6 / インターロイキン-10 / インターフェロン-γ / GM-CSF / 喫煙 / 日本人
研究概要

本研究の目的は、ヒト血清中のサイトカイン、インターロイキン(IL)-4、5、6、10、インターフェロン-γ(IFN-γ)、顆粒球・マクロ ファージコロニー刺激因子(GM-CSF)の6種類に関して、高感度微量測定法を検討し、日本人の健康集団における通常値を検討する事であった。また各サイトカイン間の相互関係を検討し、更に毒性学への応用として、喫煙、飲酒が血清サイトカイン濃度に影響するかのついても検討した。
本研究の対象は、岩手県農村部に居住し、基本健康診査にて異常がなかった40〜60歳の男性とした。健診機関の協力の下、対象者の同意を得て採血した。喫煙の状況を調査し、飲酒について1日当たりのエタノール消費量を算出した。対象人数は156名、その内、喫煙者74名、非喫煙者82名であった。
この血清中のサイトカインを、最近開発された極めて高感度であるChemiluminescence enzyme-linked immunosorbent assay(CL-ELISA)を用いて定量した。得られた値を対数変換し、平均値を算出し、またサイトカイン間の相関を検討した。喫煙群、非喫煙群の間の平均値の差の検定、エタノール消費量による大量飲酒群、軽度飲酒群、非飲酒群に分けての平均値の差の検定も行った。
サイトカインの検出限界を1pg/mlとすると、検出限界以下の検体はIL-4:17名、IL-5:24名、IL-6:4名、IL-10:13名、IFN-γ:58名、GM-CSF:4名となり、以前の米国人の定量結果に比べ、検出限界以下の割合が高い。サイトカインそれぞれの幾何平均値は以下の通りであった。IL-4:25.1pg/ml、IL-5:18.0pg/ml、IL-6:54.5pg/ml、IL-5:18.0pg/ml、IL-6:54.5pg/ml、IL-10:25.5pg/ml、IFN-γ:4.0pg/ml、GM-CSF:1757.9pg/ml。サイトカイン間の相関では、全てのサイトカインの組み合わせで有意な相関があった。喫煙、飲酒の影響については喫煙群で非喫煙群よりIL-5の平均値が低くなる傾向にあった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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