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カドミウム投与ラットの組織中c-fos及びc-myc遺伝子mRNAレベル

研究課題

研究課題/領域番号 07770263
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関産業医科大学

研究代表者

松岡 雅人  産業医科大学, 産業生態科学研究所, 助教授 (50209516)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードカドミウム / mRNA / RT-PCR / c-fos / c-myc
研究概要

これまでにin vitro実験において、カドミウムが近位尿細管由来上皮細胞のc-fos、c-mycおよびEgr-1遺伝子のmRNAレベルを著明に増加させることをノーザンブロット法を用いて明らかにした。本研究では、カドミウムによるc-fosおよびc-myc遺伝子増幅が、カドミウム投与動物の組織中で認められるかどうかについて、検討した。
正常な組織におけるc-fosおよびc-myc遺伝子の発現量は、一般的に極めて少なく、軽度の発現量の変化を検出することは必ずしも容易ではない。そこで、まず、reverse transcription-polymerase chain reaction(RT-PCR)法によるc-fosおよびc-myc遺伝子のmRNAレベルの定量に関する基礎的検討を行った。その結果、c-fosおよびc-myc遺伝子のmRNAレベルを、簡便に短時間で、従来のノーザンブロット法と同様に定量することが可能になった。
塩化カドミウムをマウスに皮下投与し(4mgカドミウム/kg体重)、組織中(脳、肝、腎)のc-fosおよびc-myc遺伝子のmRNAレベルをRT-PCR法により測定した。その結果、今回の投与実験では、in vitro実験で認められるような明らかな遺伝子発現の増幅はなかった。しかし、今後、カドミウム投与量および最終投与後からRNA分離までの時間を変えた実験が、必要と思われる。現在、カドミウムの総投与量を段階的に増加させたマウスの組織中mRNAレベル、さらにウエスタンブロット法を用いた各蛋白量の変化について、引き続き、検討を行っている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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