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Y染色体特異配列の塩基配列決定による個人識別の父性診断

研究課題

研究課題/領域番号 07770308
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関東北大学

研究代表者

那谷 雅之  東北大学, 医学部, 助手 (70241627)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードDYZ1 / Y10 / PCR / direct sequence / マイクロサテライト / DYS19
研究概要

Y染色体特異配列の塩基配列決定による個人識別・父性診断について以下の検討を行った.
1.DYZ1領域の反復配列Y10中,Kogan et al.の報告した3,511番〜3,659番の149bp断片を増幅するプライマーの一方の5′末端に-21M13配列を,他方の5′末端にM13reverse配列を付けたプライマーを用いてPCRを行った.男性試料からは目的とする増幅産物が得られた.女性試料ではほぼ同じ部位にスメア-が出現する場合があり,Y特異性が必ずしも高くないことが示唆された.複数の男性試料で得られた増幅産物のDye terminator法によるdirect sequencingを行ったが,現在のところ塩基置換や欠失等は確認されていない.
2.DYZ1領域の反復配列Y10中,Nakahori et al.の報告した1,123番から2,146番までの1.024bp断片を増幅するプライマーの一方の5′末端に-21M13配列を,他方の5′末端にM13reverse配列を付けたプライマーを用いてPCRを行った.男性試料からのみ目的とする増幅断片が得られY特異性が高いと考えられた.増幅産物をアガロース電気泳動後切り出して,精製を行い,Dye terminator法によるdirect sequencingを行った.増幅断片長が1kbを越えるため,1回のcycle sequencingで全配列を決定することができず,この点について検討を行っている.
3.Y染色体のマイクロサテライトY-29H39(DYS19)について検討を行ったところ5種類の対立遺伝子が検出され,父性遺伝も確認された.検出された対立遺伝子についてsequencingを行っている.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 那谷雅之: "Direct sequenceによるミトコンドリアD-loop多型の解析" DNA型. 3. 149-152 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 那谷雅之: "擬母が死亡している母子鑑定例" DNA型. 3. 197-203 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 那谷雅之: "中国人におけるMCT118型の遺伝子頻度" 法医学の実際と研究. 38. 59-61 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 橋谷田真樹: "父子鑑定における父権肯定確率の検討" 法医学の実際と研究. 38. 327-332 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] S. Uehara: "Molecular biologic analyses of tetragameric chimerism in a true hermaphrodite with 46, XX/46, XY" Fertility and Sterility. 63. 189-192 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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