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アルコール摂取行動と脳内情報伝達系の関係

研究課題

研究課題/領域番号 07770313
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関京都大学

研究代表者

松本 博志  京都大学, 医学研究科, 助手 (60263092)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードアルコール / 嗜好性 / アセトアルデヒド脱水素酵素 / 多型 / 酢酸 / 代謝
研究概要

アルコール摂取量がアルコール依存形成の上で重要な因子と注目され、アルコール脱水素酵素(ADH)、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の多型との関係が論じられてきている。この研究では、Wistar系ラットを用いて、ALDH多型とエタノール代謝動態の関係を調べ、それらのエタノール摂取行動に及ぼす影響を検討した。エタノール代謝動態解析では、in vivoにおいて1g/kgを静脈投与した。投与後経時的に血中のエタノール濃度ならびに酢酸脳素を測定し、得られたエタノール濃度曲線ならびに酢酸濃度曲線を解析した結果、エタノール濃度曲線において差は認めないものの、酢酸濃度曲線については2型に分類された。さらに、肝ALDH多型分析を行ったところ、mitochondrial ALDHにおいて多型(2型)が認められ、先の酢酸濃度曲線の2型とそれぞれ一致した。このmitochondrial ALDH多型が血中酢酸濃度に影響を及ぼしたことから、Wistar系ラットのアルコール嗜好性に対して血中酢酸濃度の及ぼす影響は無視できないことが示唆された。現在、ALDH遺伝子の変異点を検索中であり、遺伝子多型診断によって2群に分け嗜好性との関係を検討している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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