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肺抗原の臓器特異性とその法医学的応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07770319
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

瀬尾 泰久  宮崎医科大学, 医学部, 講師 (80187830)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード肺抗原 / 肺サーファクタント / サンドイッチELISA
研究概要

先ず肺特異抗原の検索を目的として、主要臓器の2次元電気泳動像について比較検討した。剖検時に採取したヒト臓器(肺、肝、腎、心、膵、脾、脳、骨格筋)からホモジネートを作製し、水溶性蛋白分画を抽出した。各臓器試料及び血清をIEF-PAGE(pH3-10)した後、4-20%グラジェントゲルを用いるSDS-PAGEによって2次元電気泳動を行った。染色は、銀染色により実施した。各試料の泳動像を比較した結果、肺に特異的に存在し、肝、腎、膵、脾、脳及び血清には存在しないスポット1個を認めた。しかし、心筋と骨格筋ではそのスポットに近接する部位の蛋白濃度が非常に高いため、泳動像の比較が困難であり、今後条件を変えて検討する必要があるものと思われた。このスポットは、分子量40-43kDa、等電点6.5-7.0の範囲にあり、その量は肺抽出蛋白の総蛋白量の0.1-1%であろうと推測された。この蛋白については、その分子量や、等電点から肺に特異的に存在するsurfactant-associated proteins(SPA-D)の可能性もあることから、今後これらとの異同を含めその本体を明らかにする必要があるものと思われた。さらに、肺抽出蛋白を抗原とした抗体を作製し、ウエスタンブロッティング法を用いた特異抗原の検索を行っている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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