• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

抑制型遺伝子導入を手法とした、起炎細胞情報伝達機構の解明と治療標的分子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 07770330
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関東京大学

研究代表者

廣瀬 直人  東京大学, 医学部(病), 助手 (60261971)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードエンドトキシンショック / リポ多糖体 / リポポリサッカライド / src型キナーゼ / C末端src型キナーゼ
研究概要

エンドトキシンショックはグラム陰性桿菌菌体成分のリポ多糖類(LPS)が炎症細胞のLPS受容体に結合し、血小板活性化因子(PAF)をはじめとする二次性伝達物質を放出することによって引き金が引かれる。本研究ではLPS受容体に関連する情報伝達機構、ことにsrc型キナーゼを介する伝達機構を解明し、治療標的となる細胞内機能分子を同定することを目的とした。
近年LPS刺激細胞においてsrc型キナーゼが活性化されることが報告され、注目を浴びたが、炎症機構にsrc経路が必須のものであるか否かは未確認の問題であった。
(C-terminal src kinase : (csk) )およびその変異体を導入し、LPSによるsrcの活性化が完全に遮断された変異細胞を確立した。意外なことに、この細胞ではsrcの直下にあるshcリン酸化、非刺激時の細胞内チロシンリン酸化などはほぼ完全に抑制されているにもかかわらず、MAPキナーゼ、アラキドン酸遊離、一酸化窒素遊離、活性酸素放出は元株と代わりがない。すなわち、LPSによるsrcの活性化は、炎症機能の面からみると、単なるby-stander的な現象にすぎないことを証明することができた。MAPキナーゼのby-stander的な情報伝達経路について検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi