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U1RNA及び構成ペプチド鎖両面からのUIRNP抗原β細胞epitopeの分析

研究課題

研究課題/領域番号 07770337
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

小笠原 孝  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50204053)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードU1RNP / 自己抗体 / ELISA / 免疫沈降法 / 膠原病
研究概要

U1DNAをpSP64vectorを用いXL-1blueに導入・増殖後templateとして使用しin vivo転写反応で大量均一のU1RNAを調整することを可能にした。更に制限酵素を使い分け免疫酵素抗体法(ELISA)・免疫沈降法(IPP)に使用するU1RNA抗原を調整し各測定を行った。IPP成績を参照したELISAの感度・特異度は共に必要十分であり、血清検体の測定に適用した。
抗U1RNP抗体陽性患者132例では、同ELISAにより抗U1RNA抗体は78%に陽性と判定されたが、抗U1RNP抗体陰性例には全く検出されなかった。また抗U1RNA抗体の出現と抗Sm抗体の併存とは関連がなくHeLa細胞抽出のU1RNP抗原を用いたELISAにより抗U1RNP抗体価と抗U1RNA抗体価の間には明らかな正相関が認められた(r=0.56)。しかし電気的に泳動ゲル中より回収した構成ポリペブチド鎖(70K,A,B'/B,C)を固相抗原としてたELISAによる抗各鎖抗体価と抗U1RNA抗体価間では相関係数は最大でも0.35であった。かたやIgM型抗U1RNA抗体が高力価に検出し得た症例があり、またそれは抗U1RNP全抗体価上昇とほぼ同時期であり、同抗体のclass変動への関与が考えられた。経時的に抗体価を測定しえた症例において、発熱・炎症反応増強など病勢変動と抗U1RNA抗体価に運動を認めたものも存在した。
構造上予想された抗A鎖抗体とidiotyoeとしての関連性は検出されず、またMCTDで問題にされる抗70K鎖抗体とも異なる動きを抗U1RNA抗体はすることから、この抗体自体の対応epitope (U1RNAのstem2,stem4部分)がU1RNP抗原分子の主要B細胞dpitopeである可能性が強く示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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