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細胞内の非分泌型ヒト補体第二成分(C2)蛋白に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 07770346
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

赤真 秀人  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10202524)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードシグナルペプチド / 細胞内蛋白輸送 / 非分泌性蛋白
研究概要

各種のヒト細胞内にはthree formsのC2蛋白(84kDa,79kDa,70kDa)が認められる。これらのうち、84kDa蛋白(C2 long蛋白と略)のみが細胞外に分泌され、分子量94kDaに相当する生理的なC2として血中に存在している。今回は、70kDaに相当するC2 short蛋白の細胞内局在を明確にするため、分子生物・細胞生物学的手法を用いて解析した。
1.二重染色を用いた間接蛍光抗体法によるC2 short蛋白の細胞内局在の決定
通常の蛍光顕微鏡を用いた検討では、C2 short蛋白は細胞質内に存在が確認されたものの、ゴルジ体内における局在は確認できなかった。以上の結果は、C2 short蛋白が粗面小胞体に留まり、ゴルジ体へは輸送されないことを強く示唆するものと考えられる。この点をさらに明確化するため、共焦点顕微鏡を使用して解析中である。
2.C2 short蛋白のシグナルペプチドが適切に切断されるか否かの決定
未施行であり、今年度に実施する予定である。
3.C2 short蛋白が細胞内で生化学的活性を有しているかの検討
少なくともin vitroではC2 short蛋白は、C2 long蛋白と異なりClsで切断されないことが、ほぼ確認された。
以上より、現時点では、C2 short蛋白が生理的に何らかの機能を果たしていることを示唆する所見は得られていない。今後は79kDaに相当するC2 middle蛋白についてもその存在意義を含めて検討したい。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 赤真秀人: "補体欠損症の分子生物学" 免疫と疾患. 3. 227-233 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 赤真秀人: "リウマチ診療における補体学の必要性" シンポジウム免疫と疾患. 4. 74-79 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 赤真秀人: "全身性エリテマトーデスと補体" 中部リウマチ. 26. 9-13 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Wetsel RA, et al.: "TypeII human C2 deficiency: allele-specific amino acid substitutims(Ser^<189> to Phe; Gly^<444> to Arg)cavge impaired C2 secretim" Journal of Biological Chemistry. (in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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