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SV40温度感受性伊東細胞株の樹立およびコラーゲン産生の遺伝子調節

研究課題

研究課題/領域番号 07770365
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関鳥取大学

研究代表者

北村 幸郷  鳥取大学, 医学部, 助手 (20204919)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード伊東細胞 / simian virus 40 / コラーゲン / 遺伝子治療
研究概要

肝線維化をはじめとする組織の線維化の多くは不可逆的で、適切な治療法は確立されていない。申請者は培養伊東細胞を遺伝子の面から追究して、肝線維化を主体とする肝疾患に対し、その線維化の抑制による治療的意義ないしは効果を探る目的で研究を行った。
マウス肝由来の伊東細胞にsimian virus 40温度感受性株の遺伝子を導入し、増殖能および伊東細胞固有の分化形質の発現が培養温度の変化により調節可能な伊東細胞株(SV40温度感受性伊東細胞株、A640-IS cell)を世界で初めて樹立した。A640-IS cellは33度の培養温度では大型T抗原が発現し、活発な増殖能を示したが、脂肪およびビタミンA摂取能ならびにデスミンの発現は軽度であった。培養温度39度の条件では、大型T抗原の発現は消失し、活発な増殖は停止したが、脂肪およびビタミンA摂取能ならびにデスミンの発現は増強した。この成果は現在投稿中である。
また、線維芽細胞にIII型コラーゲンに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドをトランスフェクションし、遺伝子レベルでのIII型コラーゲンの産生抑制に成功した(Biochem.Biophys.Res.Commun.1995;215:849-854)。さらに、培養伊東細胞にIV型コラーゲンに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドをトランスフェクションし、遺伝子レベルでのIV型コラーゲンの産生抑制に成功した。
以上の成果に加えて、各タイプのコラーゲンcDNAの5'末端と3'末端を逆向きに培養伊東細胞にトランスフェクションし、コラーゲン産生の抑制作用を認めている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yukisato Kitamura: "Antisense Oligonucleotide Inhibits the Expression of Procollagen Type III Gene in Mouse Fibroblasts" Biochemical and Biophysical Research Communications. 215. 849-854 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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