研究課題/領域番号 |
07770377
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
安藤 量基 自治医科大学, 医学部, 助手 (20265276)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 細胞障害性T細胞 / mouse / HCV core |
研究概要 |
本年度は研究目的に従って、mouseにおけるC型肝炎ウイルス(HCV)特異的細胞障害性T細胞(CTL)の誘導を試みた。in vivoでの刺激のためHVC core蛋白をコードする組み替え型vaccinia virus (rVac)と蛋白発現を協力に誘導するpromotorをつなげたHCV core gemome (pEF-BOS HCV core)を準備した。また、in vitroの刺激およびCTLの標的細胞としてp815 mastcytoma cell lineにpEF-BOS HCV core & Neo耐性geneをduuble transfectionした細胞(B1)を準備した。第一にBalb/C mouseを種々の回数、量のrVacで免疫した後そのsplenocyteを用いて誘導を試みたが充分な細胞障害活性を示すcell lineを確立することは不可能であった。次に最近試みている方法でDNAそのもので免疫するDNA immunizationを試みた。前述のpEF-BOS HVC coreをmouseの筋肉に打ち込むか、electropolationと組み合わせて誘導したが充分なCTL活性をしめすlineは樹立できなかった。しかしこのplasmidを直接脾臓に打ち込み1週間後にSplenocyteを採取し、HCV core proteinを発現するB1でin vitro stimulationを行うと、in vitro stimulation後1週間で20%台の特異的障害活性を示し、2週間後では38%の活性が誘導された。またこのlineは少なくとも5週間はその特異的障害活性を維持した。この方法で誘導されるCTL lineはB1を殺すことから内因性に提示されるウイルス抗原を認識しており、病態との関連を検討する上で重要ナ性質を備えている。 本年度はカセットセオリーを利用したCTLの協力な誘導実験までは検討できなかったが、多施設が誘導に失敗しているmouseのHCV core specific CTLの誘導に可能性を見出したため、今後のこのlineを用いた次のステップの実験へ進みうると考えている。
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