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肺細胞における酸化ストレス特異的な転写調節因子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 07770439
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関東京薬科大学

研究代表者

高橋 滋  東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (10266900)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードヘムオキシゲナーゼ / 酸化ストレス / 酸素 / 転写調節
研究概要

ラット肺から分離した上皮細胞および間充織細胞、そしてヒト肝癌由来の細胞株HepG2に対して高濃度酸素暴露を行ったところ抗酸化性酵素であるヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)mRNAの発現量が上昇した。この上昇は酸素濃度依存性であり、また暴露時間が長いほど顕著であった。酸素刺激によるHO-1 mRNA量の上昇に対する抗酸化剤の影響を調べた。その結果、重金属、SH試薬等による強い酸化ストレスが引き起こすHO-1 mRNA発現量の上昇は、N-acetylcysteine(NAC)等の抗酸化剤で抑制された。しかし、高濃度酸素暴露により引き起こされたHO-1 mRNA発現量の上昇はNACでは抑制されないことがわかった。高濃度酸素暴露によるHO-1 mRNA発現量の上昇が、従来から知られている強い酸化ストレスの伝達経路とは異なる独自の経路を介して引き起こされている可能性が示唆された。これまでに、酸素濃度の上昇が独自の経路を介して遺伝子発現の変化を引き起こすという視点に立った研究はほとんど行われておらず酸素刺激特異的な転写調節機構の解明が期待できる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shimada, S.: "Ideutification of two distinct Sp-1 ans RBF-1-like・・・" Endocrine. 3. 543-547 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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