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O-2A前駆細胞由来のドパミン神経細胞に対する新しい神経栄養因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 07770452
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関鳥取大学

研究代表者

竹島 多賀夫  鳥取大学, 医学部・附属病院, 講師 (20206973)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードglia / dopamine / neuron / MDN / neurotrophic factor / GDNF / apoptosis
研究概要

胎生16日のラット線条体よりO-2A前駆細胞を単離培養し,塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)を添加しO-2A前駆細胞を大量培養した.GTC溶液にてRnaseを阻害し,フェノール抽出によりmRNAを得た.対照としてドパミン神経に対する強力な栄養効果を持つGDNF(glial cell-line derived neurotrophic factor)を産生することが知られているラットB49グリオーマ細胞より同様の方法でmRNAを抽出した.mRNAをDNAse処理後,GDNF sense,anti-senseプライマーを用いてRT-PCRにてGDNF-DNAとして増幅した.B49は0.1μgのRNAより,GDNFが検出されたが,O-2Aでは1.0μgRNAでもGDNFは検出されなかった.即ち,O-2A前駆細胞はGDNF以外の強力なドパミン神経に対する栄養因子を産生しているものと考えられた.また,得られたmRNAのdifferential displayを行った.培養O-2A前駆細胞に血小板由来増殖因子(PDGF)を作用させ,oligodendrocyteに分化させた.PDGFにはPDGF-A/A,PDGF-B/Bのサブクラスが存在し,いずれも10ng/mlの濃度の添加にてoligodendorcyteへの分化を誘導したが,PDGF-A/A及びPDGF-B/Bの等量(各5.0ng/ml)添加が最も効率良くoligodendrocyteに分化させうることを明らにした.また,O-2A前駆細胞培養上清の添加が,ドパミン神経細胞の生存を増加させることは既に報告しているが,血清奪取後のドパミン神経細胞におこるアポトーシスを抑制することを見出した.O-2A前駆細胞のドパミン神経細胞の生存を増加させる作用と,アポトーシス抑制作用が同一の分子,機構によるかは引き続き検討中である.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takeshima T,Wakutani Y,Takahashi K,Commissiong JW: "O-2A progenitor cells rescue dopaminergic neurons from apoptotic cell death that is accelerated by serum-deprivation." Soc Neurosci Abs. 21. 540-540 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Takeshima T,Shimoda K,Johnston JM,Commissiong JW: "Standerized methods to bioassay neurotrophic factors for dopaminergic neurons" J Neurosci Meth. (in press).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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