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心肥大を誘発する圧因子とα1受容体サブタイプの関与度

研究課題

研究課題/領域番号 07770518
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関琉球大学

研究代表者

砂川 長彦  琉球大学, 医学部, 講師 (80236041)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード心肥大 / α1受容体 / サブタイプ / 高血圧自然発症ラット
研究概要

我々はα1受容体の心肥大に与える影響を調べるために高血圧自然発症ラット(SHR)を用いた研究を昨年度より開始し本年度に渡り研究を継続した。対照としてはWistar-Kyotoラット(WKY)を用いた。圧負荷のかかる左室と圧負荷のかからない右室を分離して取り出して,それぞれの細胞膜を抽出した。細胞膜上のα1受容体を薬理学的結合実験により測定した。さらにα1受容体のサブタイプを区別するためにクロルエチルクロニジンを用い,不活化されないものをα1A,不活化されるものをα1Bとした。結果は5週齢ですでにSHRの右室重量と左室重量はWKYのそれに比較して増加していたが,20週齢ではSHRの左室だけが体重に対する心重量比の増加が認められた。α1受容体数(fmol/mg protein)は5週齢ではSHRの右室左室共に有意に増加していたが,20週齢ではSHRの右室だけが増加していた。α1受容体サブタイプでについては5週齢でα1AがSHRの右室で増加していた。受容体の解離係数はいずれも変化はなかった。SHRの心肥大においてはα1受容体変化は初期に現れ,圧負荷が強い左室はむしろ週齢が進と変化がなくなることから,心肥大の初期にα1受容体の関わりが大きく週齢が進むと他の因子の関与によりα1受容体による変化がはっきりしない可能性があった。また同様に心肥大の初期はα1Aの割合が大きくなることが認められたことからα1受容体の関与が強いものと考えられた。これらの結果は1995年Biol.PHarm.Bull.へ発表した。またさらに心肥大に関与するとされてる心筋のαミオシン重鎖(MHC)からβMHCへ形質転換や心房ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の変化を見るためノーザンブロット法によりそれぞれのmRNAの測定を行っている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Chiharu Imai: "Alterations of α1-odrenergic receptor densities in right and left ventride of Sponianeaudy Hypeitensive Rats" Biol Pharm.Bull.18. 1001-1005 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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