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ホルター心電図法によるQT延長症候群の病型、重症度分類の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07770595
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

周藤 文明  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (20271166)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードホルター心電図法 / QT延長症候群 / 心室性期外収縮 / 心室性頻拍 / 病型、重症度分類 / pause dependent type / adrenagic dependent type / short-long sequence
研究概要

本年度は過去の症例(カルテにQT延長の記載のある症例、または12誘導心電図上QT延長が確認された症例)も含め、約150例以上の症例のホルター心電図テープを解析した。そのうち有意のQT延長を認めたものは約50例であり、そのうち4例の患児に心室性期外収縮、心室性頻拍を認めた。本研究のシステムをさらに改良して、QT延長症候群における心室性期外収縮、心室性頻拍発生時の心拍変動の特性を検討した。
4例のうち2例は、電解質異常に伴うpause-dependent typeの心室性期外収縮、心室性頻拍を認めた。心室性期外収縮、心室性頻拍発生直前の心拍変動はshort-long sequenceを認め、longの部分が長ければ長いほど、それに続く心室性期外収縮、心室性頻拍の連発数は多くなった。
他の2例は、家族歴を有するRomano-Ward症候群と考えられる症例で、adrnagic-dependent typeの心室性期外収縮、心室性頻拍を認めた。心室性期外収縮、心室性頻拍発生直前の心拍変動はshort-long sequenceを認めるも、longの部分が長ければ長いほど、それに続く心室性期外収縮の連発数が増加する傾向は明らかでは無かった。
以上の結果を臨床的に追試確認するとともに、確認のための動物実験も検討中である。この結果が、臨床的にも実験的にも確認されればホルター心電図法によるQT4延長症候群の病型、重傷度分類のための本システムはより完成に近づくものと考える。
また、同時に行った臨床的諸検査(MIBGシンチなど)の結果についても検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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